2010/07/25(日)FreeBSD 8.1R リリース
2017/10/12 4:01
○主な点
・ZFS ローダ(BOOT時?) を追加
・ZFS サブシステムのうち、zpool をversion 14 にアップデートした
・UFSファイルシステムと ZFS ファイルシステムにて、NFSv4 ACL 設定サポートを追加した。
対応ユーティリティ cp(1), find(1), getfacl(1), mv(1), setfacl(1)
・UltraSPARC IV/IV+, SPARC64 V を新たにサポートした。
・PowerPC G5 にて SMP(マルチCPU構成の意) をサポートした。
・BIND 9.6.2-P2 にした。
・sendmail を 8.14.4 にアップデートした。
・OpenSSH を 5.4p1 にアップデートした。
・GNOME を 2.30.1 KDE を 4.4.5 にした。
以下、英文です:
リリースノート http://www.freebsd.org/releases/8.1R/relnotes.html
不具合情報 http://www.freebsd.org/releases/8.1R/errata.html
サポート期限は Type=Extended のため、 2012/07/31 になる見込みです。
FreeBSD 8.0 の保守サポートは、 2010/11/30 で終了予定なので、8.0R を稼動させている場合は、それまでに 8.1R にアップデートすることが求められます。
2010/06/13(日)SpamAssassin 3.3.1 の起動エラーを解決する
2017/10/12 4:01
SpamAssassin 3.3.x を perl のCPAN などでインストールし、設定も完了、いざ起動しようとすると、、
exited or timed out without signaling production of a PID file: exit
255 at /usr/local/bin/spamd line 2588.
のようなエラーが出て起動しなくなるというもの。
起動前に 一緒にインストールされる /usr/local/bin/sa-update を一度手動実行しないと駄目なようです。
動作に必要なファイルをこのコマンドで作成するのかな、、
/usr/local/bin/sa-update を手動実行後、/usr/local/bin/spamd を実行すると、すんなり起動されます。
2010/06/13(日)FreeBSD 7.3R portupgrade に関するトラブル(1)
2017/10/12 4:00
*** Error code 1 (ignored)
/libexec/ld-elf.so.1: Shared object "libstdc++.so.4" not found, required by "groff"
のようなエラーが出て、構築が中断してしまうことがあります。
libstdc++.so.4 というのは、古いダイナミックライブラリで、現在は libstdc++.so.6 になっています。
上記では、groff コマンドが libstdc++.so.4 を要求したので、エラーになっている模様。
この手のエラーが出るコマンドは、以前は /usr/local/bin 配下にあったものが、 /usr/bin 配下に移動しているのが主な原因。
/usr/bin 配下にある該当コマンド実行ファイルを、単純に /usr/local/bin にコピーするか、/usr/local/bin 配下の該当コマンドファイルを削除することで解決します。
/usr/local/bin 配下にあった該当ファイルは、タイムスタンプが 2005 年から 2006年あたりのもので、古い実行ファイルであることが原因のようです。
当方では、単純に /usr/bin 配下から /usr/local/bin 配下にコピーして解決。
2010/06/13(日)FreeBSD 7.3R portupgrade に関するトラブル(2)
2017/10/12 3:59
./configure 途上でこんな感じのエラーが出ます。
./CONFIGURE: 5478: SYNTAX ERROR: WORD UNEXPECTED (EXPECTING ")")... snip..
libtool などの動作環境をチェック、環境最適化(?)する部分のマクロ言語展開あたりの問題。古いものがあるとこうなることがあります。
直接解決の参考になったのは、ここ → http://nhh.mo-blog.jp/ttt/2010/05/freebsd_ports_c.html
当方の場合は、
/usr/local/bin/autoconf259
/usr/local/bin/libtool15
/usr/local/share/aclocal/libtool15.m4
/usr/local/share/aclocal/libtdl15.m4
/usr/local/share/aclocal/inttypes.m4
/usr/local/share/aclocal/lsc-posix.m4
/usr/local/share/aclocal/signed.m4
全てタイムスタンプが 2005年から 2006年にかけてのもの。
他にもタイムスタンプが 2005年、2006年のものを削除して、再度 portupgrade を試みたところ、上手く行きました。
2010/06/13(日)FreeBSD 7.3R + postfix 2.6.7
2017/10/12 3:58
postfix 2.6.x,postfix 2.7.0 でも同様。
コンパイル直後にこんな感じ:
/usr/include/unistd.h:329: error: conflicting types for 'closefrom'
./sys_defs.h:1400: error: previous declaration of 'closefrom' was here
原因は、FreeBSD 7.3用にpostfix での環境構築定義が出来ていないためで、上記2つのヘッダなど眺めると、FreeBSD 7.2 用のものが適用されてしまうようです。
以下のファイルを修正して対応します。
postfix-2.6.7/src/util/sys_defs.h
postfix-2.6.7/src/util/sys_compat.c
こうすると、素直にコンパイル通り、動作上も問題無いようです。
2010/06/02(水)FreeBSDのセキュリティサポート期限
2017/10/12 3:57
http://security.freebsd.org/
ここに本日現在、以下のように記されています。
この情報によると、FreeBSD 6系は、2010/11/30 でサポート終了です。
FreeBSD 7.2R は 2010/06/30 すなわち、今月末です。
昨今は、セキュリティ脆弱性をあら捜しして、そこを突くサーバ攻撃が主流です。
公開サーバや業務に使用しているのであれば、積極的にサポート期限の遅いものを使いましょう。
2010/05/29(土)FreeBSD 8.0 で cuad 変更
2017/10/12 3:56
その際、FreeBSD 7.x までは cuad0,cuad1 といったシリアルデバイスで受けるのですが、このデバイス名が FreeBSD 8.0 では何故か変更になっています。
cuad0 → cuau0 cuad1 → cuau1 .... のように変更になります。
設定を変更しないと、ダイヤルアップは機能しないようです。ちと填まりましたorz
2010/04/20(火)FreeBSD 8.1R リリース予定
2017/10/12 3:54
中の人には失礼な話だが、当初スケジュールどおりにリリースされたことは、2.2R の時代から一度も無いので、9月末目処と見てメンテナンスの予定立てましょう :-)
2010/04/05(月)ついにバージョン1.0― OpenSSL
2017/10/12 3:52
http://slashdot.jp/security/10/04/02/0451245.shtml 〔スラッシュドット〕
まだ、依存する既存ソフトウェア等との整合性の問題などあるようですが、すこし枯れたバージョンが提供されたということで、ひと区切りという感があります。
2010/03/25(木)FreeBSD 7.3R リリース
2017/10/12 3:51
いつものアナウンスメールは来なかった。7.3R の日本語マニュアル提供の情報など流れていたので、変だとは思っていたが、、orz
今回のハイライトは以下のようだ( http://www.freebsd.org/releases/7.3R/relnotes.html ) :
#適当な訳なので、間違いは補足よろしくです。
・ZFS ファイルシステムをバージョン13にアップデート。
・スレッド環境における malloc(3) のロック機構不具合を解消。
・sched_ule(4) のデッドロック不具合を解消。
・sysctl (8) に security.bsd.map_at_zero を追加。デフォルトは1。仮想アドレス0にオブジェクトを置くのを許可することを制限する機能のようで、NULL ポインタの悪用や誤用でカーネルアタックを防ぐことを 狙った(ものらしい・・・)
・loader(8) に gptzfsboot を追加。GPT と ZFS ファイルシステムからのブートを可能にする。
・CLFLASH という、CPU キャッシュの最適化機構を導入。[i386,amd64 のみ]
・amdsbwd(4) にて AMD SB600/SB7xx を新たにサポート。
・hwpmc(4) というハードウェアモニタ機構を新たに追加。[i386.amd64 のみ]
・DRM にて Radeon HD 4200 (RS880), 4770 (RV740), R6/7xx 3D, Intel G41 を新たにサポート。
・alc(4) にて、新たに AR8131/AR8132 PCI Express イーサネットドライバをサポート。
・cas(4) にて、新たに DP83065 をサポート。[sparc64 のみ]
・mfiutil(8) を追加。mfi(4) に作用する。
・mptutil(8) を追加。mpt(4) に作用する。
・yp(8) にて、shadow を新たに追加。
・service(8) を追加。rc.d スクリプトインタフェースを簡単にするものらしい。
・BIND を 9.4-ESV にアップデート。
・sendmail を 8.14.3 から 8.14.4 にアップデート
・GNOME を 2.28.2 にアップデート
・KDE を 4.3.5 にアップデート
・FreeBSD リリースにおけるISO イメージ中のファイル名にて、'FreeBSD-' という文字列を最初に付加するようにした。
あと、7.2R で結構問題だった、イーサネット回り全般の不具合はかなり修正したように見受けられます。
amd64とi386 においては、FreeBSD 6.2R 以上のバージョンでアップデート可能の模様。