2007/03/11(日)何でA層・B層・C層は無い?

2007/03/11 15:56 コラム
前回の記事 で「明日に続く」としましたが、3日経過してしまいましたorz

だいぶまえの記事 でもネタにしたのですが、地球の上空はこんな感じで電離層があります:
20070311

D層から始まっています。
下からA層・B層・C層としてもいいはずですが、これには一応、歴史があるようです :-)

電離層の存在を実験で証明したのは、イギリスの学者で「エドワード・アップルトン」なる人物で、1924年の事。
このときに、電離層の理論の説明をする過程で「E=」という式が沢山でてきたので、E層と名づけられたというのが実際のところのようです。1926年には、同じ人がF層の存在を確認しています。当時は「アップルトン層」と言われていたらしいです。Eの次(上層)だからFという訳でしょうか。この人物は、1947年にノーベル物理学賞を受賞したようです。日本人初のノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士は、1949年の受賞。

ちなみにD層は、1931年同じく、アップルトンによって存在が認められたようです。
E層の下だからD層。
つまり、電離層が発見されてから、まだ100年経っていません。
ということで、最初からA層・B層・C層は無いのです :0)

σ(^^) なんぞは、対流圏をA層、成層圏をB層、その上の中間層をC層というのかと思っていたのですが、全く関係無かったようです。
ちなみに、電離層にA層・B層・C層が無い理由を答えられる人もそういません。

ところで、電離層は太陽光線の産物だということが判ると、電離層の挙動もそういう目で見ることが出来るようになります。
「電離」には、材料となる紫外線などの太陽光線と、窒素や酸素といった気体が必要です。
地表に近づくほど紫外線などは弱くなりますので、「電離」は起きにくくなります。

電離層のうち、D層は昼間だけ存在する電離層です。長波帯の電波を反射し、中波帯の電波は吸収し、短波帯以上の電波は突き抜けます。地表に近い分、「電離」の勢いは弱いので、電離の起きない夜間は消滅しても不思議な話ではないことがわかります。

※このネタは調子に乗って次回に続きます :-)
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