2011/01/10(月)流氷の季節

2011/01/10 19:08 気候の話題
この時期になると、個人的にそれとなく気になります。
オホーツク海の流氷は、地球上で最も低緯度にやって来ます。
斜里がその南端で、緯度にして、北緯43°55′あたりになり、地球上でもっとも低緯度です。

インターネットの普及で、現在ではこの海氷状況が容易に把握できるようになっています。
下記は、札幌管区気象台提供の海氷情報

20110110

一般向けは以下の2件。
他にも東海大学提供のものなど幾つかありますが、ちょっと専門的です。

http://www.jma-net.go.jp/sapporo/seaice/seaice.html
〔札幌管区気象台 海氷・流氷の情報〕

小樽に本拠を置く、第一管区海上保安本部でも提供しています。
こちらのほうが歴史が長く且つ比較的精度良いようです。

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/1center.html
〔第一管区海上保安本部 海氷情報センター〕

札幌管区気象台は、毎年 12月下旬頃から翌年4月一杯まで、 第一管区海上保安本部は、流氷の先端が北緯46°付近に達する頃を見計らって提供開始し、翌年の3月以降に流氷の先端が再び北緯46°以北に後退するまでの提供です。

毎年、サハリン東海岸沿いに南下し、知床半島の先端あたりで接岸し、その後、網走、紋別、枝幸の順で接岸後、勢い余って太平洋沿岸や稚内方面に流れるというのがパターンです。

なお、流氷の上では絶対に遊ばないように。
海岸に打ち上げられている流氷で遊んでも駄目です。眺めるだけにしましょう。
過去に死亡者が複数おり、地元の警察や消防に見つかると、きつく叱られることでしょう。