2009/10/28(水)中波AMステレオ放送

2009/10/28 5:34 放送一般
日本においては、10数局しか実施していません。1992年から1993年頃を中心に、相次いでAMステレオが実施されています。 日本での普及が進まなかった一番の理由に「NHKが設備整備に費用がかかるAMステレオ対応を見送った」とされていますが、本当の理由は当時(1992年頃)既に決定していて、現在進められている「地上ディジタルTV整備」にあると見ています。

AMステレオ対応のラジオも高価でしたが、価格を押し上げていた原因のひとつに、特許料の問題がありました。
しかし、現在は特許が切れているようなので、やる気になれば昔より安価に出来るはずです。

現行のAMステレオ放送の方式には主に2つあり、ひとつは「モトローラ方式」と呼ばれる世界標準となっているもの、もうひとつは、モトローラ特許を回避するために考案されたと言われている「カーン方式」と呼ばれるもの。

日本のAMステレオは「モトローラ方式」で、従来のAMステレオ非対応のラジオでも今まで通りに使えるという特徴があります。 韓国とアメリカでは「カーン方式」が採用されており、両者に互換性はありません。

中波AMステレオの場合、主な需要と思われるのは、やはり野球中継でしょうか。
確かにステレオ放送のスポーツ中継は良いものがあります。

ですが、現在は、 AMステレオの認知が低い → AMステレオ対応のラジオが売れない → AMステレオの良さがわからない → AMステレオが商業的に今ひとつ → AMステレオの周知に力入らない → AMステレオの認知が低い

という悪循環スパイラルでも起きているのかもしれません。

地上ディジタルラジオで中波AMとパラ(同時放送)でステレオ放送する構想もあるようですが、これはVHF帯であり、聴取可能エリアの点で不利です。また、中波AM放送というのは、自動車で移動しながら聞くという聴取者も結構多い訳でして、野球中継を聞きながら自動車で長距離移動するスタイルの人が多いのを知る当方としては、そういうのは聴取ニーズの分析がかなりずれているのでは? と感じてしまいます。

2009/10/20(火)クロスオーバーイレブンが1月に一時復活

2009/10/20 2:29 放送一般
何気に NHK-FM (http://www.nhk.or.jp/fm/40th/lineup/index.html)のサイト眺めていました。

やはり早速目に入るのは、 2010/01/04 から 2010/01/08 の5日間だけ復活する「クロスオーバーイレブン」。
8月上旬にも5日間だけ復活したのですが、久々だったので、懐かしいあの雰囲気がどことなく嬉しいものでした。

クロスオーバーイレブンが放送されていた 1980年代は、23:00 過ぎからの放送が終了すると、コールサインのアナウンスがあって、君が代が流れて放送終了ですが、現在は AM 01:00 まで番組が組まれており、その後 AM 05:00 までラジオ第一とパラで「ラジオ深夜便」が流れるようになっていますね。

2009/10/09(金)マルチメディア放送すか・・

2009/10/09 21:50 放送一般
 もう20年前でしたか、、富士通が FM-TOWNS というPCを販売開始したときのコピーも「マルチメディアパソコン」と名乗っていたのを思い出しました。

結局、メーカーが「マルチメディア」が良く判っていなかったか、イメージが掴めていなかったため、最後まで「マルチメディア」が実感できずという感じでしたが・・

まぁ「ディジタルラジオ」の形式であれば、「技術的なマルチメディア化」は出来るでしょうね。
ですが、具体的な内容は構想や表現できないイメージだけが先行している状態で、何を以て「マルチメディア」と称するのか、不明瞭なところに混沌の原因を作っているのではないかと思います。

中派AMラジオとのパラ(同時放送)もマルチメディアと言えるし、例えば音楽番組などで人気投票の受付を複数の媒体(電話、FAX、PCもろもろ)で受け付けるような仕組みもマルチメディアと言えますよね?
#この辺自分も良く判っていません。識者の方々見解よろしくです。。

2011/07/25 以降、現在VHF帯アナログTV に使われている 90MHz-108MHz、170MHz-222MHz はがら空きになりますが、具体的な用途がまだ不明瞭です。
少なくとも、90-108MHzは、単純に既存FM局・コミュニティFM局向けに使わせればいいと思うのですが。

2009/10/02(金)地上アナログTVの先行停止-珠洲中継局(石川県・能登半島)

2009/10/02 23:59 放送一般
1年前倒しで、地上系アナログTV放送が終了するところがあるようですね。
「アナログ放送終了リハーサル」における完全停波等の日時決定 〔北陸総合通信局〕

この中継局は、今年の 7/24 にも影響調査と称して、1時間程度の停止やっているようですが、今度は 2010/01/22 - 2010/01/24 の期間の長期停止でもう一度影響調査して、2010/07/24 正午でまる1年先行して停止のようです。

ウチにはワンセグ受信機はありますが、まともな地上ディジタルTV受信機(一般的には受像機か・・・) ありません。
2011/07/24 以降はTVなくなるのかも・・・今の収入では買えませんから。
景気が少しでも回復して、仕事増えればね・・・

2009/07/11(土)昨年の電波利用保護旬間

2009/07/11 4:37 放送一般
20090703
〔北海道総合通信局 広報誌 e-Land北海道 38号より〕

たまたま某省庁の広報誌見ていたら、、
パ・リーグの野球中継見るような方々なら、お馴染みなんですが、球団ロゴが無い帽子が妙に不自然です。

昨夜の試合(楽天vs日ハム)は、一旦逆転したものの、投手の乱れから大量失点して、「駄目だこりゃ」という、ご本人の様子が映し出されておりました。

結局、日ハムが3連勝しました。リーグ戦の初戦で逆の状況だった(楽天に対し3連敗)ので、ある意味、これで対等になったというところでしょうか。

2009/04/18(土)太陽黒点数がずっと「ゼロ」です

2009/04/18 4:27 放送一般
3/8 から太陽黒点数が「ゼロ」の日が続いています。
40日以上続いています。こんな年も珍しいですね。

少なくとも我々無線関係者の間では、 太陽黒点数は、太陽活動の活発度を示す指標として知られています。

この状態では、夏に向けての短波帯のコンディションがすこし心配なところです。
特に短波帯の高い周波数(17MHz 帯以上) は、コンディションが太陽活動の活発度に概ね比例し、コンディションが悪ければ、短波放送や各種通信に影響が出ることが知られています。

それだけだとまだ日常生活に影響しない、という向きもあろうかと思いますが、太陽活動が静かということは、地球の気候が寒冷化するという可能性も否定できません。
今騒がれている「温室ガス効果」を信じれば、寒冷化については、全く心配する話ではないですが・・・

ちなみに積雪地域特有の「春の準備」となっている「自動車のタイヤ交換」は、いつもより3週間ほど早く今月初めの週に済ませました。それだけ積雪が少なく、温暖な冬だったです。

2009/02/27(金)コミュニティFM局の廃止(グリーンFM)

2009/02/27 23:52 放送一般
先日、札幌市南区のコミュニティFM局―グリーンFMが、放送休止届け を出していたわけですが、 結局、2/19 付けで廃止届けがなされたようです。

コミュニティ放送局の廃止について 〔平成21年2月19日発表、北海道総合通信局〕

 景気後退・広告不況でもあり、残ったコミュニティFM局のうち、地元の基盤が無い局は、存続は難しいでしょう。