2008/06/16(月)一応効果はあるみたい・・

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こんな感じで、受信機とPCのグランドアイソレーション(電気的な接地の分離)を試みてみました。
NAVTEXをデコードしようとして、受信機のイヤホン端子とPCのライン入力をケーブル接続すると、ノイズが増えて、支障が起きるからです。 少なくとも長波帯~3MHz帯あたりまでは、結構な効果があるようです。

回路図にするとこんな感じ:

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ものすごく簡単なものです。
1500円くらいあれば電子工作の経験がある程度ある人ならば、1時間くらいで作ることが出来ます。

2008/06/03(火)最近、この手の入門書が・・・(3)

この本にも育てられました。 1981年5月に購入したようです。

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この本にも表紙あったのですが、ボロボロになってしまって、今はありません。。
この本に載っていた周波数カウンターを自作してみたくなって買ったと記憶しているのですが、 先ず最初に製作したのは、6桁表示の置き時計でした。

西村昭義さんという方が執筆された本で、A5版 192ページ、1000円です。 CQ出版社刊。絶版でしょう。
西村さんがご健在であれば、今年で78歳です。 ディジタル回路というよりは、計測装置が得意な人で、アナログ回路とディジタル回路の総合的な勘所みたいなものを習得させていただいたような気がします。

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 この記事では、沖電気の MSM5509 という専用LSIを用いています。
 表示装置は、当時の定番であった7セグメントLEDによる数字表示器です。
 LED(TLR312/東芝)もこのLSI(MSM5509・MSL966)も現在は製造終息で入手できないようです。

 1980年代後半には、このLSIを使った時計キットが結構出回っていたんですけどね。
 そういうキットが出回る前に自作していたのでした。

 実は、この時に自作した時計は、25年以上経過した現在も動作しています。
 今だと、同じものは、専用LSIではなく、PICなどのプログラマブルマイコンのようなもので実現することになるでしょう。LED表示器は基本的には国内ものではなく、海外ものな発光性能が高いものを買うことになります。

2008/05/29(木)最近、この手の入門書が・・・(2)

5/23 にアップするつもりが、今日になってしまいました...orz

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元々表紙カバーがあったのですが、使い込んでいるうちにボロボロになったので無い状態です。

この本の著者は、丹羽一夫さんですが、この人の著書には本当に育てられました。
(この本以外にもいくつかの著書を持っています)
丹羽さんは、CQ出版社にも在籍していた経歴もあり、JA1AYO のコールで覚えて居られる諸氏が潜在的には多いのではないかと思います。

中学生から高校生の頃は、この人のようにユニークな電子回路を設計できる技術者になりたいと思っていたものです。 この本は 1980年に購入したもので、価格は 980円です。
この本は何となく買ったという記憶があるのですが、電子工作を趣味で嗜むには、乾電池やACアタプタ代わりの直流安定化電源が不可欠で、中学生や高校生にはなかなか買えるような価格でもなかったので、この本に掲載されていた「万能型定電圧電源」を自作したのでした。

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今となっては、入手が不可能な型番のトランジスタと専用ICを使った電源装置でしたが、本格的に初めて自作した電子機器でした。
この頃に製作した電源装置を初代とするならば、今使っている電源装置は3代目と4代目です。 今では、同じものは、回路は違ってくるのですが、汎用的なICで作る事ができます。 トランジスタも、もっと性能が良いもので代替できます。

2008/05/19(月)最近、この手の入門書が・・・(1)

少なくなったことを嘆いて久しいです。(爆)

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この本は、1980年頃、新品で頂いたものです。
当時はまだ成人にはちょっと遠い年代でしたが、既に近所では「ラジオ少年」で知られていたのでした。

A5版 294ページの分量ですが、当時、訳ありで時間があったので、隅々まで読んでいたのでした。
時代が古く、今となっては、送信機の製作記事に真空管てのが非常に難ありなんですが、、、 1980年頃は真空管が国内製造終了された時代でしたので、送信機の記事には興味が湧かなかったです(爆)

アマチュア無線といえば、とかくをぢさん達がトランシーバ片手に通信ごっこするオタク趣味のように見られるのですが、社会的な観点で見て本当に求められていることは、通信技術の実験や開発やノウハウの蓄積・公開をボランティアベースで確立し、成果を還元することに有るわけです。 オタク扱いするのは、大変な失礼です。

ここらへんの基本理念に立ち返って、今一度存在意義を確認してみてはどうでしょうかねぇ?? > JARL のお偉い方

不特定多数の方々と通信を楽しむことは全く否定しませんし、むしろ中高層な集合住宅でもアマチュア無線を運用する環境に理解が欲しいと思うのですが、そればっかりだと、今のアマチュア無線に関する負のイメージは変わらんかもなぁ、と思うわけです。
往年のプロジェクトXに採用されるような実話の物語作るような成果ネタが出来れば・・・