2006/08/22(火)十勝太ロラン局

2006/08/22 15:37 おもしろ無線
ロラン局とは、海上を航行する船舶が自らの位置や進行方向を把握するために用いられる無線航行システムだそうです。
24時間休みなくパルス状の電波を出し続けています。
一応地図にも出ています → 十勝太ロラン局の位置 〔google MAP〕

国道336号線が途中で切れていますが、現在北東方向へ延伸工事中です。結構大規模に工事やってます。
地図上で右上の黄色い線は、一般道道 1038号 直別共栄線という道路です。
そのうち、一部が国道に組み込まれるものと思われます。
一部が太平洋の高波で道路崩壊して、復旧工事中による片側交互通行ですが、国道38号線から分岐する直別から地図上の昆布刈石までは舗装されています。
昆布刈石から国道336号へ通じる灰色の細い線は、一応、車がすれ違う幅がある道路ですが、急坂、急カーブで砂利道の悪路です。
地図では全く判りませんが。。

この近辺のラジオ局は帯広局の周波数で、STVラジオ帯広局 1071kHz を聞きながら走行していました。
しかし、昆布刈石に近づくにつれて

   「カッカッカッカッカッ・・・・」

という連続したパルス状の電波がカーラジオに被ってきて、だんだん大きくなっていきます。
このパルス状電波で判ったのだが、そういえばここら辺にはロラン局が....

砂利道から国道336号線に出た付近では全く 1071kHz のSTVラジオはかき消されて聞き取れません。
この先の浦幌十勝川を渡りきるあたりまで、そんな感じでした。

今装着しているカーラジオは、混変調除去特性がかなり悪く、ハイパワー局送信所の近くを通ると、すぐ混信が始まる始末です。

ロラン局自体の出力は、1.6MW (1600kW) というハイパワーです。
で、ロラン局には、1850kHz でパルス送信するロランAと、長波の 100kHz でパルス送信するロランCがあり、現在は概ねロランCに移行しているはずなのです。
100kHz の電波がカーラジオに被ったのだろうか?(まぁ、高調波の影響というのはあるかも...)
それとも 1850kHz でも未だ送信しているのだろうか?

ちなみに昔は比較的容易に受信できた 1850kHz のパルス状電波は、今は札幌では取れません。
やはり安物カーラジオはそれなりなのだろか。。