2011/05/07(土)太陽黒点数が確実に増加中

2011/05/07 20:08 コラム
20110507

これは、NICTが提供する太陽黒点数27日周期のプロット表です。
( http://www2.nict.go.jp/y/y223/sept/swcenter/sunspot.html )

2009年は、黒点数0が50日程度続いた時期もありましたが、今年に入ってからは、黒点数0の日は激減しています。

太陽黒点数は、太陽活動の活性度を示す指標として利用されていて、黒点数と太陽活動活性度は比例するとされています。
太陽活動が盛んになると、短波帯以上で、電波の伝搬が良くなったり、時によっては異常伝搬を起こしたり、様々な現象が頻発する傾向が強くなります。
電波伝搬は、太陽活動活性度とかなり密接な関係にあることが各種の研究で知られています。

太陽黒点数は11年周期で多くなったり、少なくなったりを繰りかえすことが知られています。それに伴い、太陽活動も11年周期で活性・不活性を繰り返すのです。

今回は、11年周期が判明してから24回目のサイクルということで、「サイクル24」といわれています。
2009年から2010年が周期の底で、ピークは2013年頃と見られています。

特に短波帯から 150MHz くらいの間の周波数で電波伝搬がよくなったり、一時的に電離層で短波帯の電波を吸収してしまい、全く短波帯の遠距離伝搬が出来なくなり、通信不能に陥る現象=デリンジャー現象が時々発生するようになります。