2016/06/07(火)太陽黒点数は「ゼロ」だが、やや強いEスポ発生

2016/06/07 4:52 VHF帯以上のDX
たまに石狩浜付近で、受信活動を行っています。太陽黒点は、ご覧のように「全く」ありません。

引用元: http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime/hmi_igr/512/

ここ数年の「サイクル24」は太陽活動が極めて低調で、過去の観測分析から見て2030年頃に小氷期が数年あるのではないか、と主張する研究者もいるようです。
そんな中でも、VHF帯の周波数で異常伝搬をもたらすスポラディックE層(Eスポ)の活動は今年はやや活発なようです。
今日は、夕方になってもEスポ伝搬が続いていました。
筆者は、Eスポ発生モニタに 27005kHz の違法CBに着目しています。

この周波数で、こんな状態で聞こえていたらEスポが発生しています。普段は殆ど交信は聞こえず雑音だけです。
2015/06/06@27005kHz 19:05頃 石狩浜 〔mp3形式,1:00〕

今回は関西-韓国-中国大陸 方面が取れました。関西は FM補完放送の2局が取れました。
2015/06/06@91.9MHz ラジオ大阪 FM補完放送 18:50頃 石狩浜 〔mp3形式,0:34〕
2015/06/06@90.6MHz MBSラジオ FM補完放送 19:00頃 石狩浜 〔mp3形式,0:47〕

酷いときは、こんなのが88MHz から 108MHz まで 100kHz 間隔で聴取できます。
2015/06/06@95.1MHz 韓国語 18:55頃 石狩浜 〔mp3形式,0:24〕
2015/06/06@107.8MHz 中国語 18:55頃 石狩浜 〔mp3形式,0:28〕

同じ周波数で送信されている2つの放送局が交互に取れていますが、FM放送の混信は「弱肉強食」の世界で、電波の強いほうが明瞭になります。
2015/06/06@96.0MHz 中国語 18:55頃 石狩浜 〔mp3形式,0:20〕

最後に、28MHz帯アマチュア無線バンドでAMで受信された交信です。
2015/06/06@28227kHz 19:15頃 石狩浜 〔mp3形式,1:12〕

いつもは賑やかな交信は殆ど聞こえないのですが、この日はEスポ伝搬で結構入感がありました。
でもこれは、違法CBかな? アマチュア無線の交信としてはちょっとマナー的に問題です。