2008/10/08(水)スケジュール変更の月(A08→B08)になりました

2008/10/07 24:22 放送一般
とある事件で仕事のリズムが狂って数ヶ月、9月には修正できるかなと観ていたのですが、今月になっても全体の作業効率がどうも上がらない日々が続いています。

大きな仕事でも入れば、ショック的に一発で治りそうなのですが、その目処全く立たずで。。orz
本題ですが、年2回行われる短波放送の周波数&放送時間変更が、今月27日に行われます。
現在はA08スケジュール、来るスケジュールはB08スケジュールです。

大抵、10月の最終月曜と3月の最終月曜なんです。
ぼちぼちB08スケジュールの発表が短波放送各局から発表されるかと。

日本で唯一の民放短波ラジオ局である「ラジオにっけい」は例外です。 年中

3925kHz/6055kHz/9525kHz(第1放送) 
3945kHz/6115kHz/9760kHz(第2放送)

で送信しています。

2008/07/28(月)ホワイトスペースの活用

2008/07/27 25:10 放送一般
ちまたではIT系用語として、「画面表示しない文字:半角スペース文字、タブ、改行」という説明が非常に多く見られるが、無線の世界ではそういうことではなく、「割り当てれた周波数帯域のうち、使われていない周波数帯」を差すので、要注意です。

しかも無線の世界の方では昔から使われている用語でもあるので、本来ならIT用語での説明でその旨の説明を一文付け加えるべきなんですが、、

アメリカでは 2009/02/17 、日本では 2011/07/24 に従来のアナログ形式のTV放送が終了することになっています。アメリカではもう半年ちょっと先の話でもあり、この時点でTV放送に使用されるチャンネルに空きが増えることから、かねてから無線LANや携帯電話の利用を、TV放送が行われていない空きチャンネルを使うことを認めるか否かで現実的な話題としてくすぶっています。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080327/297275/ 
〔Google,“ホワイト・スペース”の無線ブロードバンド向け開放をFCCに要求 〕

日本でもアメリカでもそうなのですが、TVのチャンネルプランというのは、地域単位に割り当てられ、地域毎に異なる割り当てがなされています。例えば、東京では ch1がNHK総合、 ch3がNHK教育、ch4がNTV、 ch6がTBS、ch8がフジ、ch10が朝日、ch12がTV東京.... となっていますが、札幌では ch1 が HBC(TBS系)、ch3がNHK総合、ch5がSTV(NTV系)、ch12がNHK教育、ch17がTV北海道(TV東京系)、ch27がUHB(フジ系)、ch35がHTB(朝日系)のようになっています。全く異なるわけです。

TV放送のチャンネルは日本の場合は ch1 から ch80 まであり、使われていないチャンネルの方が多いことが判るでしょう。その地域で使われていないチャンネルそのものを「ホワイトスペース」と言っています。

既存のTV局は「干渉が起きて視聴に影響がある」として、こういう方策には反対しています。
日本のように地形が複雑なところでは局地的に送信局の電波が届かない地域があり、そこに「別チャンネルプランの中継局」を設置して対応しています。札幌市内でも数箇所そういう中継局があり、チャンネル割り当ては異なっています。とはいえ、80ch 全て埋まっていないわけで、ホワイトスペースは存在するわけです。

TV放送周波数帯と共存するには、ホワイトスペースを自動的に探し出す技術的な仕組みが必要です。
それと、現在の日本のチャンネルプランでは、局地的な難視聴に対応するために中継局に別のチャンネルを用いることから、「電波有効利用の点から非効率ではないか、局地的中継に際しては、同じ周波数を再送信する方式でいいのではないか」という声も上がっているらしいです。

当方は、技術的な知識が今ひとつ中途半端なので中立の立場ですが、どんなもんでしょうね??

2008/03/28(金)コミュニティFM― ラヂオ ノスタルジア

2008/03/28 23:48 放送一般
提起の放送局は、聴取ターゲットが1950年代生まれのシニア層として 2000年4月に開局した札幌市中央区で2局目のコミュニティFM局です。

開局当時は、放送設備の殆どを自作(しかも真空管がメイン)し、普通なら数千万円かかる設備費用を70万か80万円で済ませた(金額はうろ覚えにつき鵜呑みにしないでください)と、話題になり、 2002年か 2003年頃だったと思うのですが、経理陣の内紛が何回か伝わっていて、この点でも話題になった放送局です。

で、引越ししてから全くこの局が取れなくなった(空中線の飛来方向が完全に建物の陰になるため)ので、暫く聞いていなかったのですが、放送休止が起きたという未確認情報をもらったので、出かける時にカーラジオでチェックしていたわけです。

ここ数日軽くチェックしただけですが、
・深夜帯は休止している?(キャリアは出ている模様)
・日中の時間帯は一応放送しているが、音楽垂れ流しの時間が多い模様。 という感じがします。

1回や2回のチェックなので、断定できないですが。
昨年夏頃は確か、深夜帯は毎晩文字通り「ノスタルジアな音楽垂れ流し」状態だったんですが、、

2008/03/22(土)コミュニティFM局が廃止(FMニセコ)

2008/03/22 17:28 放送一般
ということで、、
コミュニティ放送局の廃止について 〔北海道総合通信局〕

これまでも経営陣の内紛が起きているコミュニティFM局は、北海道でも複数ありますが、放送は継続しています。
経営基盤がどうのこうのというより、経営陣の内紛が大きいような。。
全国的な傾向は判りませんが、北海道ではコミュニティFM局廃止というのは初めて。

現在、北見市でコミュニティFM局が開局準備中です。
82.7MHz 20W で、つい先日の 3/19 に予備免許が交付されています。

2008/03/08(土)表面的なことだけ流すのは看過できません・・(違法FM)

2008/03/07 24:00 放送一般
最近時間が無くてアレなんですが、 なんか表面的なことしか伝わっていないようなので、、、
たぶん長期間消えずに残るのは 
不法無線局の開設者を電波法違反容疑で告発 〔北海道総合通信局、リンク切れ確認 2018/07/15〕 
ということで。。

以前、それとなく問題提起した のですが、あまり省みられることなく、事件がおきました。
北海道の農村部では、いつこのような事件がどこで発生してもおかしくないんです。
再度提示しましょう。その前に今回の事件が発生した中標津町の位置です。

Nakashibetsu
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕

赤く塗り潰してあるのが中標津町の町域です。
で、今回話題となった民放FM局(FM北海道)の現在のおよそのサービスエリアを示します。

Jofufmarea
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕

一部、「オホーツク海沿岸地方はサービスエリア外」と報道したマスコミがいるようですが、大きな間違いですので。
でも辛うじて網走、北見といった地域だけです。この地域の人口の およそ 70% になりますが・・

次に、2つ目の民放FM局(FMノースウェーブ)の現在のおよそのサービスエリアを示します。

Jopvfmarea
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕

こちらは、前述のFM北海道よりサービスエリア自体が狭いことが判ると思います。
網走、北見、室蘭に地域拠点となる中継局がありません。

ついでに、TV東京系列の民放局 テレビ北海道のサービスエリアです。

Johitvarea
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕

この放送局は、釧路地区に 2000年、網走、北見、根室地区に 2001年にエリア拡大の構想があったと聞いていますが、例の地上ディジタル事業でこの構想は実現できず、早くても2011年以降になるでしょう。

ここ数年、日本ハムの野球中継をこの放送局が積極的にやるので、毎回のように「中継局設置しろ」の苦情・要望が来る始末らしいです。
いずれも今回事件がおきた中標津町はエリア外であることが判ります。

さらに、中標津町と同じ状況にある市町村は中標津町以外にも複数あります。 稚内なども民放FMが無い地域のひとつです。

中標津町は空港があるせいか、人口増の市町村で現在 23000人余りです。
この地域のAM放送は釧路局か根室局が取れますが、どちらも今ひとつです。

既存民放TV局は 2kW, NHK-FM 1kW で中継局を中標津付近に設置しています。 それくらいの出力でないと、この地域は広いのでカバーしきれないです。
大都市圏にずっと暮らしている方々には理解されないことが多いのですが、 この地域は、隣りの家まで 1km 以上あるような地域が普通にあるので、 インターネットも難しいものがあります。距離がありすぎて回線引くのに困難を伴います。

同じように利益優先の民放が、中継局設置には積極的に手をつけるという状況にはなれない訳で。。
このようなつまらない格差があることで、定住人口が札幌のような都市圏へ流れるきっかけを与えている事実があります。

時代に合わせた生活環境が構築できない地方は、自然衰退・消滅という危機が待っています。
東京(首都圏)の視点では見えないものが山のようにあるわけです。
一番まともな高速通信環境が携帯電話なんですよね。

2008/01/11(金)総務省告示第664号

2008/01/11 23:44 放送一般
何の話かわからないかもしれませんが、
今のところ 2011年7月24日を以って、今のアナログなTV放送が行われなくなり、 そのついでに TV1ch -12ch と TV 53ch - 62ch が無くなるのです。

TV 1ch - 12ch は、VHFなTV放送ですが、周波数割り当ての関係で、TV 1ch - 3ch と、TV 4ch -12ch は別々の連続領域になっています。
つまり、現在アナログなTV放送で使っている周波数帯が空くので、アナログ放送終了後、どんな用途に割り当てしなおすのかを指定する、というのがお役所の告示という訳です。

ここ で告示の履歴が見れます。
今回の告示でどうなるのかチェックしていたのですが、はっきりいってよく判らん.. ^^;

TV 1ch - 3ch は、周波数で言うと 90 - 108MHz に相当し、 「TV放送以外の放送」としか記載が無く、FM放送帯を拡張する形で割り当てる(76-108MHz がFM放送帯になり、多くのFMラジオが対応しているのでさほど問題なし)のが自然な気がするのですが、アホな抗議を警戒してか、具体的に示そうとしません。

TV 10ch - 12ch (205MHz - 222MHz) も「TV放送以外の放送」とありますが、これはたぶん、ディジタルラジオだと思います。現在、東京とか大阪で TV 7ch (176MHz あたり) の周波数帯にて放送しているようなのですが、こっちで放送やってないので、どんなものか判りませんが。。。

TV 53ch - 62ch (710MHz - 770MHz)は、「陸上移動」とあるのですが、これは、携帯電話に割り当てられる可能性が高いです。ですが、ここの周波数帯をどうするかが、水面下で一番揉めています。
この周波数帯の性質上、人間の肉眼で見通せる範囲なら、小さい電力でもなかなか使い勝手がいい周波数帯だからです。

2007/08/08(水)地上ディジタルTV中継局試験電波(北海道)

2007/08/08 18:21 放送一般
北海道総合通信局の報道資料によると、
今年の10月1日から、北海道でも札幌以外の主な都市圏で地上ディジタルTV放送(大規模中継局+一部都市)が開始になります。それに先立ち、先月末から今月にかけて以下のスケジュールで試験電波が時折出されるようです。

07/30から 函館
08/02から 室蘭・渡島
08/06から 旭川
08/09から 網走
08/13から 帯広・北見
08/16から 釧路
08/20から 小樽

※ 渡島中継局・北見中継局・小樽中継局はNHKのみ(これらは分類上、重要中継局)
※ 網走局・帯広局・釧路局はTVH(テレビ東京系)を除く(これらは分類上、大規模中継局)

当ロケーションには、地上ディジタルTV放送を受信する装置は1つもありません。 送信所がよく見えるんですけどねぇ。。

2007/03/18(日)TV放送のチャンネル数は半分になる?

2007/03/18 14:43 放送一般
2003年12月1日に東京で開始した地上ディジタルTV放送。
現在のアナログなTV放送局の免許が 2011年7月24日が有効期限だったこと(らしい?)から、2011年7月24日を最後にアナログなTV放送は終了。それまでに日本国内の全ての居住地域に地上ディジタルTV放送が視聴できるようにすることが半ば強制的に既存のTV放送事業者に求められています。

2011年7月24日を以って無くなるのが、TVチャンネルの半分。
改めて無くなるであろうTVチャンネル整理するとこんな感じです:

VHF ch1 - ch3 (90MHz - 108MHz)
VHF ch4 - ch12 (170MHz - 222MHz)
UHF ch53 - ch62 (710MHz - 770MHz)
SHF ch63 - ch80 (12.08GHz - 12.2 GHz)

SHF というのは一般には馴染みが無いと思います。
これは、東京などの大都市のごく一部で難視聴対策で使われているのみです。しかも大枠の割り当てはBS放送だったりします ^^; UHF の ch53とch54 は 2006年の7月までにどう扱うか決めるということで、その資料が出てくるのを待っていたのですが、一向に出てこないので、改めて調べたら・・・・

ch53,ch54 も廃止となり、残る ch13 - ch52 の40ch分で地上ディジタルTV放送は継続されるようです。
ch63 - ch80 については明記がありませんが、難視聴対策には、光ファイバーを念頭に置いた有線通信が計画されているので、たぶん無くなるのかなと。

無くなることが決まっている ch53 - ch62 の領域は、早速携帯電話キャリアが「使わせろ」と騒いで久しいです。
確かにこの周波数帯だと、太陽の光が差し込む窓さえあれば、建物の中まで届くんです。

2007/03/05(月)最大1秒遅れのTV放送

2007/03/05 18:53 放送一般
こんな発表があったようです:
地上デジタル放送等再送信用実験局に免許 〔北海道総合通信局〕

早い話、サテライト中継局への中継回線に光ファイバーを使うということが本当に上手く出来るかどうか、また技術的課題などを探るためのものかと思うですが。。

中継先での実験には UHF-TVの ch38,ch40~ch46 を使うらしい。
確かにディジタル伝送だと画像の劣化は基本的に防ぐことができます。 しかし、中継することによって、ちょっとだけ伝達が遅れるのです。電波を光信号に変換する部分と、それを元の電波に戻す部分で遅れが発生します。

現状でも、地上ディジタルTVは約1秒遅れて映像が見えます。 毎週日曜日の昼に、TVとラジオで同時放送される「NHKのど自慢」を、TVとラジオで同時に音声を聞いてましょう。TV放送の方が1秒ほど遅れているのがはっきり判るはずです。

これは、送信元で映像を伝送データに変換する部分と、受信先で元の映像に変換する部分に時間がかかってしまうためで、且つNHKの場合は設備やTV中継回線が既に地上ディジタル放送仕様になっているためと言っていいでしょう。

地上ディジタルTVは、その通信方式などの特徴からして映像劣化が起き難い分、伝送時間を犠牲にしているといっていいでしょう。中継を重ねるほど、視聴者が映像を閲覧できるまでの時間が長くなります。
放送制作側も生放送の番組を放送する場合は、この点に注意が必要です。どこまで現場に理解されているか不明な点はあるですが・・

2006/11/18(土)日ハム優勝記念パレード

2006/11/18 14:22 放送一般
札幌の都心部を大規模に通行止めにしたので、結構影響はあったかとも思いますが...
10日くらい前から、交通規制の事前予告がなされていました。
#この辺はよさこいソーラン祭りの対応とえらい違い(きっぱり)

駅前通り(北5条札幌駅南口交差点~南4条すすきの交差点)を朝8時頃から通行止めにしたほか、駅前通りと交差する各幹線道路(国道12/36/230号、大通、北5条・手稲通、南1条通など)も東西方向の往来が一時的に完全に出来なくなったので、規制周辺部は当然のことながら渋滞していました。

優勝セレモニーは AM 10:30 から札幌駅南口広場、パレードは AM 11:00 から 駅前通りをすすきの方面に向かって南下。時間帯的に在京キー局番組の時間帯なので、放送局で対応は結構ばらつきがありました。

一番このパレード中継に気合を入れていたのは、 STV (NTV系列)。 AM 9:55 頃から生中継を行い、パレード終了まできちんと生中継やってました。

AM 10:00 過ぎると、 HBC(TBS系列)、NHK総合(たぶん北海道ローカル)、UHB(フジ系列)、HTB(テレビ朝日系列)の4局も中継番組。但し、STVほどは随時中継でありませんでした。
残る TVH(テレビ東京系列)は、そんな様子も無し。やっぱり日経新聞資本だねぇと感じていました。

しかしながら、 AM 11:20頃、おもむろに TVH を見ると、優勝パレードの中継をやっています。 をを、さすがに無視はできないか...(笑)
でも 11:35 頃には別の番組になっています。
他の局は、AM 11:45 くらいからは、在京キー局が流す昼のニュースの時間帯になるので、ここで中継終了。
AMラジオ、FMラジオ、コミュニティFMは通常放送でした。
NHK教育は、まぁ当然ですがセレモニー・パレード中継はやりません。 FMラジオのうち、FM北海道(AIR-G) は、トークや音楽の狭間で時折、中継報告を入れていたようです。

札幌駅前の優勝セレモニーの中継映像は、NHK も含め、各社共通で素材を共有していました。
パレードになると、さすがに各社別々でしたが。
近くの上空には中継ヘリコプターが数機静止していて、なかなかうるさかったです。

見に行く気になれば行くのは簡単ですが、片側3車線道路幅の半分近くが埋まっていたり、狸小路の通りの奥までびっしりと人だかりだった様子なので、行かなくて正解だったかもしれません。 ^^;
#パレードは見に行きませんでした(^^;