2005/08/16(火)和文通話表(3)

2005/08/16 19:10 SWL
8/13-8/15 の間、旧盆帰省中でした。
行き先は同じ北海道内の地域ですが、距離は東京~名古屋間くらいあります。

帰省先で記事書こうと思ってたですが、その暇というか、余裕が無かった・・(爆)
では、続けます。

や: 大和(やまと)の
ゆ: 弓矢(ゆみや)の
よ: 吉野(よしの)の
ら: ラジオの
り: りんごの
る: 留守居(るすい)の
れ: れんげの
ろ: ローマの
わ: 蕨(わらび)の
ゐ: ゐど(いど)の
ゑ: かぎのある  (片仮名で 'ヱ' と書くため)
を: 尾張(おわり)の
ん: おしまい の
ー: 長音(ちょうおん)
、: 区切り点
」: 段落
∩:下向き括弧(正確ではありませんが・・ ^^;)
∪:上向き括弧(これも正確ではありませんが・・^^;)

まぁ、これが作られた時代は、旧かな使いも使われていたので、「ゐ」「ゑ」という文字も規定されており、 更に括弧も縦しか考慮されていません。
本来、日本語は縦書きで、複数行にする場合は、右から左へが基本ですからね・・・

このシリーズ、あと1回で終わりです。 ^^;
「ケーキ」という場合、「けしきのけに長音、きってのき」といいます。
これが次回へのヒントになります。

尾張の は、「尾張」と「終わり」を掛け合わせたのかなと。

2005/08/12(金)和文通話表(2)

2005/08/11 25:02 SWL
だいたい、3音から4音の言葉を使っているようです。

た: 煙草(たばこ)の
ち: ちどりの
つ: 鶴亀(つるかめ)の
て: 手紙(てがみ)の
と: 東京(とうきょう)の
な: 名古屋(なごや)の
に: 日本(にほん)の
ぬ: 沼津(ぬまづ)の
ね: ねずみの
の: 野原(のはら)の
は: 葉書(はがき)の
ひ: 飛行機(ひこうき)の
ふ: 富士山(ふじさん)の
へ: 平和(へいわ)の
ほ: 保険(ほけん)の
ま: マッチの
み: 三笠(みかさ)の
む: 無線(むせん)の
め: 明治(めいじ)の
も: 紅葉(もみじ)の

たばこのた、かわせのか、はがきのは、しんぶんのし、で たかはし です。

という感じで使用します。

2005/08/11(木)和文通話表(1)

2005/08/11 2:01 SWL
フォネティックコードの日本語版のようなものです。
「電波法無線局運用規則」という法令で定められています。
主な目的はやはり「聞き間違いの防止」にあります。これは無線通信だけでなく、日常生活でも使えると思います。

携帯電話では、場所によって、音声が途切れたり、音声の明瞭度が下がることがありますが、このようなときに使うと良いんです。
携帯電話で通話状態が悪いとき、かつてσ(^^)がアマチュア無線をやっていたことを知っている相手だと、「和文通話表使え」と言われるのです(爆)
これは、耳の遠い人と会話するときも結構役立つ場面があります。 この際、覚えておくと生活に役立つことでしょう (^^)

あ: 朝日(あさひ)の
い: いろはの
う: 上野(うえの)の
え: 英語(えいご)の
お: 大阪(おおさか)の
か: 為替(かわせ)の
き: 切手(きって)の
く: クラブの
け: 景色(けしき)の
こ: 子供(こども)の
さ: 桜(さくら)の
し: 新聞(しんぶん)の
す: すずめの
せ: 世界(せかい)の
そ: そろばんの

2005/08/10(水)続・3584.5kHz のFAX気象通報局

2005/08/09 24:39 SWL
20050809-2 コメントにて情報をいただき、韓国の気象庁と判明しました。 ロゴが決め手になりました。
こんな感じです。
横筋はQSB(フェーディング)の谷間で雑音になるためで、立派なアンテナを建てる以外に避けようがありません。

韓国の短波帯気象無線模写通報は、コメントいただいたサイトの情報によると、以下の周波数で行われているようです:
3585kHz (HLL5) 11620kHz (HLL3) 5857.5kHz,7433.5kHz,9165kHz,13570kHz (HLL8)

※周波数は公称。実際には 1-2 kHz 程度下で USB にて受信。

その他、CW(5810kHz HLL2)でも伝えられているようです。
日本の気象庁には、CWでのサービスは無いですね。



〔ICF-SW7600GR+AN-1+Win_FAX 13569kHz USB にて〕

画像が汚いですが、以下のような画像を受信しました。
20050809-1 20050809-3

2005/08/09(火)フォネティックコード

2005/08/08 24:59 SWL
短波帯では、 3500-3575kHz,7000-7100kHz,14000kHz-14350kHz,21000kHz-21450kHz あたりでアマチュア無線の交信を傍受することができます。
傍受するためには、SSB モードのついている受信機が必要です。
放送局に固有のコールサインが付与されているのと同様に、アマチュア無線局にも固有のコールサインが割り当てられています。

〔例〕 JA8QSO

※このコールサインは(おそらく)実在しません。

無線通信では、「聞き間違い」ということがままあります。
単に「JA8QSO」と言うと、聞き手側では「JA8KSO」とか「JA8QCO」に聞こえてしまうことがある訳です。

それを防止するのがタイトルの「フォネティックコード」というものです。万国共通です。
この例では、 ジュリエット・アルファ・エイト・キューベック・シィーラ・オスカー となります。

A: ALFA (あるふぁー)
B: BRAVO(ぶらぼー)
C: CHARLIE(ちゃーりー)
D: DELTA(でるた)
E: ECHO(えこー)
F: FOXTROT(ふぉっくすとろっと)
G: GOLF(ごるふ)
H: HOTEL(ほてる)
I: INDIA(いんでぃあ)
J:JULIETT(じゅりえっと)
K:KILO(きーろ)
L: LIMA(りーま)
M: MIKE(まいく)
N: NOVEMBER (のべんばー)
O: OSCAR (おすかー)
P: PAPA (ぱぱ)
Q: QUEBEC (きゅーべっく)(くぇべっく) 〔8/10 訂正〕
R: ROMEO (ろめお)
S: SIERRA (しぃーら)
T: TANGO (たんご)
U: UNIFORM (ゆにふぉーむ)
V: VICTOR (びくたー)
W: WHISKEY (うぃすきー)
X: X-RAY (えっくすれい)
Y: YANKEE (やんきー)
Z: ZULU (ずーる)

アマチュア無線では、自局や相手局のコールサインを呼称する際、この「フォネティックコード」を使っています。
時々、自己流フォネティックコードを使っている人がいますが、少数派のようです。

2005/08/08(月)3584.5kHz のFAX気象通報局

2005/08/07 25:11 SWL
8/2 の早朝、偶然見つけたのですが、、
〔2005/08/07 23:00 頃 受信〕
〔SONY ICF-SW7600GR+AN-1+Win_FAX 3584.5kHz USB〕
20050807-8 どうもこの周波数帯は、こんな感じになってしまって、まともな画像にならないのですが、文字はハングルっぽいです。

おそらく台風9号の奇跡を表したもののようです。
北海道の半分が図の中にありません... orz

この局は、ひとつの項目を送信し終わると、さっさとキャリアを切ってしまうようです。















20050807-9 23:00 からは、上記の台風情報、
23:15 からは再びキャリアが出て、何か情報を送っています:
はっきり言って読めません...(涙)

この情報の送信し終えたあと、キャリア切りました。
概ね 15分ごとに違う情報を送るようです。
夜間は(札幌、網走においては)比較的安定して受信できます。

どこの気象局か確認してみたいのですが、 受信を試みることができる、暇な人はいるでしょうか? ^^;;






2005/08/05(金)健在な違法CB無線

2005/08/05 15:13 SWL
σ(--) が 中学生・高校生だった頃、密かに違法CB無線が流行っていました。
CB無線は27MHz帯の 500mW までの電波を免許なしで利用できる簡易無線です。
8波(8ch) が割り当てられているのですが、それよりもはるかに多い 40ch ものや 80ch もの、高級(?)なものになると、360ch というものもあったと記憶しています。

ch 数だけでなく、50W,100W あたり前の出力で、完全に違法なのです。
電波の伝播状態が良いと、そのような違法CBの交信が、今日も日本全国からの電波が聞こえてきます。
夏の日中が状態が良いことが多いです。四国・九州の電波も取れます。

特に混信がひどいのが 27005kHz。

こんな感じです → 〔12秒〕

CB無線は以下の周波数が割り当てられています:
26968kHz (ch1)/26976kHz (ch2)/27040kHz (ch3)/27080kHz (ch4)
27088kHz (ch5)/27112kHz (ch6)/27120kHz (ch7)/27144kHz (ch8)

これら周波数での交信はほとんど聞こえず、26935kHz あたりから 27240kHz あたりの特定周波数で受信できます。

2005/07/26(火)和文NAVTEX

2005/07/25 25:58 SWL
ちょっと前に、ここ〔無線のムに濁点さん〕で、紹介してた和文 NAVREX 通信。
海上保安庁が運用しているものらしいですが、こちらでもなんとか受信することができました。

20050725NV1751受信環境: ICF-SW7600GR + 自作PC + Win_RTTY
周波数: 422kHz USB
日時: 2005/07/25 17:51 -

小樽局が相変わらず強力に受信できるのですが、周囲のTV受像機が発生するノイズが原因らしく、同期はとれても文字化けします。

また、当環境 の場合、同調(同期)がかなりシビアです。







20050725NV2151-1 同じ日の同じ環境で、21:51 から受信したものが左記です。
なんとか文字化けせずに受信できた部分です。

送信スケジュールはここあたりが参考になると思います。











2005/07/18(月)夏休みの自由研究にでもいかが・・(ばき☆)

2005/07/18 17:32 SWL
あれから少し、いろいろとやってみました(爆)
(画像クリックで拡大画像が出ます 1043x742)
20050718WM0900 ICF-SW7600GR+AN-1, 自作PC+Win_FAX 7304kHz(公称 7305kHz),USB,120rpm,2階調で受信です。
ちょっと受信状態悪かったです。
配信スケジュールがここにあります → JMH(気象無線模写通報)スケジュール 〔気象庁予報部〕

どうりで 23522.9kHz,18220kHz, 9970kHz のキャリアが無いなぁと思ったら、既に停波していたのです... orz
3622.5kHz、7305kHz,13597kHz の3波に減ってました。
昔は、JMHのほかにJMJとかあって、もっと多くの周波数で送信されていたんですけどね。。

7305kHz ですが、日中確認したら、午後の昼間は比較的安定しているようです。


19:00 頃より、中国語の放送がかぶって、縦しまが出まくってしまいますが。。この周波数は日付が変る頃までそんな感じです。
13597kHz は、夜は駄目です(というかキャリア出している形跡が日中のみ(?)なんですが。。)

提示の画像(日本時間午前9時現在の天気図・各地の天候)は 11:40 ~、12:20 ~、15:10 ~の3回送られます。
同様に午後3時(ASAS 06)、午後9時(ASAS 12)、午前3時(ASAS 18) のものも時間を変えて3回送られます。

20050718pp 各地点の天候はこんな感じです。
○なら「快晴」、●なら「雨」(だったかな^^;)。
左上の数字が気温、右下のは風速なのでしょうが、「+」や「−」の記号がついた数字の意味がわかりません ^^;;

地点名は省略されているので、東アジアと東南アジアの世界地図と見比べて判断することになりますね。
いい勉強でしょう(笑)

2005/07/16(土)気象情報FAXの受信

2005/07/16 15:21 SWL
ここ数日、放送局以外の通信サービスの受信なんぞを試みていました。
ここ
(無線のムに濁点さん)のとこで紹介されていた NAVTEX 通信や、FAX通信。
気象FAX通信の受信が成功しました(^^)

受信には専用の受信機は必要ありませんが、 SSB モードがある短波ラジオ、サウンド機能があるパソコン(今のメーカー製パソコンは大抵その機能がついています)、受信機の音声からFAX受信を行うソフト、オーディオケーブルが必要です。
USB 受信の場合は公称周波数より1~2kHzほど低い周波数、 LSB 受信の場合は公称周波数より1~2kHzほど高い周波数で受信します。

使用機材等は以下です:
・受信機 ICF-SW7600GR+AN-1
・受信情報 7303kHz、USB、120rpm、通常、多階調
 FAXデコードに 自作PC(Duron 700MHz、256Mbyte メモリ), WinFAX 使用

20050716IR2※横幅が広いため 800x600 では拡大画像が表示し切れません ^^;
ところどころに縦すじが入ってしまってますが、これはフェージングの谷間で雑音が増えたことによるものです。

きちんとしたアンテナとロケーションさえ良ければもっときれいな画像になるのでしょうが・・・ ^^;
更に、画像の上下がずれています ^^;
このソフトの問題のような気が... ^^;


これは、今日の AM4時過ぎに受信した気象衛星画像です。
1画面受信に約15分くらいかかりました。
台風5号の台風の目が明確に出ています。

20050716WG2 ← 天気図はこちら
これらは気象庁が24時間ほぼ休み無く何かしらの気象情報を短波でFAX送信しているものです。
受信される各種情報は、気象予報士が天気予報するときに使うようなものです。



短波では、3622.5kHz、7305kHz、9970kHz、13597kHz、18220kHz、23522.9kHz で送信されているようです。
3622.5kHz は当地ではノイズが多く、受信画像が明瞭になりません。
7305kHz は短波放送がひしめく場所で、混信するので、早朝しか使えません。
9970kHz と、18220kHz は電波キャリアそのものを確認できませんでした。
これはこれで填まりそうです(^^)