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2009年06月14日の記事

2009/06/14(日)魔の5日間終了-よさこいソーラン

2009/06/14 23:31 北海道の話題
毎年6月第2週の水曜日あたりに始まり、日曜日が最終日となるような日程で行われる「ダンスコンテスト」なんですが・・・

今は日本でも有名になってしまったのですが、年々地域住民からは嫌がられる傾向が強まり(必然的だよ)、当方も昔からこのイベントはやめて欲しいと思っている一人です。

このイベントは、1箇所だけでなく、札幌市内の30箇所前後に分散して開催されます。
ステージがあるところもありますが、多くはこんな感じ ↓

20090614
〔2000/06/10 元ラジオ少年撮影〕

これは、大通公園の北側ですが、約700m ほど 3車線道路全面封鎖しています。
向かい側に仮設観覧席がありますが、この観覧席は有料です。確か 500円くらい。

大通公園周辺1箇所だけなら、まだいい(これだけでも札幌都心部の交通は大きな影響を受けます)のだけれど、これが、札幌市内幹線道路の複数箇所に出現するのです。
加えて交通規制は毎年のように周知徹底がなされない為、地元住民でさえ「え、通行止め!?、よさこいかよ!!」なんてことになります。

当方もこの時期何度この目に遭わされたことか。ここ数年は出かけないことにしてます。

それ以外にも
・練習のときの大音響騒音。毎年苦情を札幌市などに申し入れるが全く改善しない。
・大通公園の芝生が毎年、よさこい踊り子に荒らされる。注意すると逆にいざこざになることがある。
・複数の会場を踊り子が徒歩(つか、走るようなんです)移動するため集団移動するのだが、信号無視が多く、交通事故になりそうなことも。これは当方も数回経験しました。
・踊り子としても参加費が高すぎる(確か25万円)。チームとしての運営費も年間500万ほどかかり、実質、金持ち達の道楽になっている
・運営母体が民間会社だが、会計が不透明。普通ならオンブズマンあたりが黙っていないと思うのだが、毎年札幌市と北海道からこの運営母体会社に300万~500万の補助金が出ている。
・地域活性化が当初期待されていたが、実際は全くそうはなっていない。札幌圏以外の道内チームはここ数年減少している。(参加チーム総数自体も頭打ち状態から減少の模様)

色々指摘や苦情がされているにもかかわらず、ここ10年殆ど改善が見られないわけです。
未確認なのですが、HBCが行ったアンケート調査では「よさこいソーランをやめろ」という意見がおよそ半分余りから3分の2に増えているようです。事実だとしたら、「必然的だよな」というところです。

札幌市民は、「よさこいソーラン」を実施する上で、あらゆる形で他のイベント以上の代償を半強制的に支払っている状態です。
よさこいソーランに参加する方々は楽しいから参加するのでしょうが、その行為は迷惑を周囲に及ぼしているのです。

少なくとも道路上でやるのを全面禁止にし、札幌市内にある3箇所のドームとか、札幌市内に少なくとも4箇所はある大規模公園とか、そういう場所に集約してやって欲しいかな。
練習も豊平川河川敷で大音響出すような理由は無いわけで、豊平川周辺の現況考えれば、一般社会人並みの節度持ってくれれば、アホな苦情が札幌市に行くはずないのだけれどね。

毎年よさこいソーランは憂鬱なのだけれど、直後には、明治時代から続いている由緒正しい「札幌祭り」(北海道神宮祭)が行われます。こちらの方は日程が決まっていて、毎年6月15日が本祭だったと思います。

札幌市内の一部企業は、午前中で業務終えて午後は休むというところもあるのですが、最近は減りましたかね。