2005/02/22(火)189kHz、Radio Rossii

今の自分の環境で受信できる、最も周波数の低い放送局です。
この局は 279kHz,810kHz とパラ(同時放送)です。

放送局そのものは、153kHz からあるんですが、153kHz は変な電波がかぶってて、受信自体が不可能。
189kHz のこの放送局も、手持ちのICF-7600GRでは、ビートが出て駄目です。
受信周波数を1kHz 下げて、更にSYNC LSB とすることで聞き取ることができます。

279kHz の方は、障害無く受信できますが、189kHz と比較すると変調が浅く、やや聞き取りにくいです。

2005/02/20(日)宇宙の影響を受ける電波伝播

2005/02/20 22:15 BCL(短波)
宇宙関連の話題でもうひとつ。
(画像小さいので、クリックして、横600pix の画像を...)

20050220 マウスで手書きの下手くそな図(爆)をさくっと描いてみましたが、地球の上空はだいたいこんな感じで電離層があります。

1年を通すと、特定時期の特定周波数帯の受信状態が悪くなったり、夜間だけ遠距離局が聞こえるとか、突然短波放送が全く聞き取れなくなるとか、そういうのは全てこの電離層の影響です。

一般人には、なぜD層から始まるのか謎なんですが、D,E,F1,F2 と名前がついているようです。
割と最近までは、F層はひとつの電離層と考えられていて、どうやら2つに分かれているようだということで、F1,F2 という名前です。
ちょうど、ビタミンBが発見当初、1つと思われていたものが、研究がすすむにつれてB2,B3,B4... となったのと同じことですね。

D層は概ね地上 60km ~ 80km の高さにあり、日中だけ現れ、夜間は消滅すると言われています。 D層は、長波は反射するが、中波は吸収してしまいます。
E層は概ね地上100km ~120km の高さにあり、中波を反射し、短波はすり抜けます。
夜間だけ遠距離の中波局が聞こえる理由は、日中、D層が中波の電波を吸収するために直接波しか基本的に聞き取れず、D層が消え、中波を反射させるE層の存在で説明できます。

F1層、F2層は、地上170km 以上の高さにあり、短波を反射しますが、季節や時間帯、宇宙空間の状態で高さや性質が大きく変化します。
季節で受信状態が変化するのは、複合的要因ですが、直接的にはこれが理由のひとつと考えられています。

ひとたび、磁気嵐(太陽風とか、フレアーとか言うみたいです)が起きると、この電離層の状態が乱れ、特にD層は短波帯の電波までも吸収するようになってしまいます。

こうなると、短波ラジオは全く放送局を受信できなくなる場合があり(デリンシャー現象といいます)、知識として知っておかないと、ラジオの故障や動作不調と勘違いしてしまう、なんてこともあるようですね。

2005/02/18(金)ビッグバンの背景放射

2005/02/18 15:30 VHF帯以上のDX
某所で、「ビッグバン関係とんでも本」が出てきたということで(笑)
子供の頃から、カールセーガンの隠れファンで(爆)、自分がまだ小学生の頃にTV朝日系かフジ系でシリーズ放映された Cosmos を食い入るように見ていたものです。

2年くらい前、DVD が出ていることを知り、Amazonで買ってしまいました。7枚組 DVD です。
今は、ビッグバン論が主流で、このDVD では 150億年前、最近のニュースでは 137億年前と言われているようです。

ほんの20年前くらいまでは、「800億年周期で大きくなったり、小さくなったりしている」が図鑑なんかでは書いてあったような。。。

このDVD で出てきますが、とある研究者がマイクロ波(BS放送などの衛星放送に使われています)の測定装置を作って、「いざ実験」というところで、上空、地面、左右どの方向を向けても一定レベルのマイクロ波。
当時はわからかったらしいですが、後にビッグバン時の衝撃波の名残ではないかといわれています。

なぜマイクロ波なのか...
光は、 γ(ガンマ)線→X(エックス線)→紫外線→可視光線→赤外線→電波 の順番にエネルギーや振動数が小さくなっていきます。

電波は早い話、「超」がつく遠赤外線(ばき☆)。
更に電波は、 ミリ波→マイクロ波→極超短波(UHF)→超短波(VHF)→短波→中波→長波→超長波 の順にエネルギーや振動数が小さくなっていきます。
蛇足ですが、北陸や山陰で 567kHz 100kW のNHK札幌第一よりも 1440kHz 50kW の STV札幌が聞こえやすい地域が多いのは、567kHz、100kW よりも 1440kHz、50kW の方が電波としてのエネルギー絶対量が大きいからです。

#同じ送信電力、同じ距離ならば、空中線電力は概ね、周波数に比例します。

ビッグバンの時は、それこそ、γ線やX線を大放出するような閃光だったのが、長い年月でエネルギーが小さくなり、今ではマイクロ波になっていると言う訳です。 これを背景放射と言い、通信機器扱うときに、気をつけないと、故障してると勘違いするなんてこともまれにあるようです。

2005/02/16(水)7580kHz、朝鮮(チョソン)の声

2005/02/16 22:33 BCL(短波)
 今日は北朝鮮の↓の人の誕生日。
(オフィシャルサイト http://www.korea-dpr.com/ より)

050216 この放送局のニュースによると、 ロシアの大統領や、中国の共産党、日本の朝鮮総連から祝賀メッセージやら、贈り物やら。

お祝いしないと怖い存在だからか?(ばき☆)

今日は、特別番組でした。多くが将軍様関係の歌や物語など。
さすがに聞き飽きたので、途中で聞くのをやめました orz







2005/02/14(月)マザーボード逝っちゃいました

PIC00057  昨夜から、原因不明のWebサーバダウンで、今朝本体の中を覗いたら、こんな状態になってまして... ^^;  
電解コンデンサーという電子部品ですが、

「電解液漏れて、ショートしたりしてます、さらにもう天寿が近いです」

 の図です。
 他にも液漏れしている電解コンデンサーがたくさんあったので、これ以上稼働させるのは危ないのと、修理するにも部品の入手に難あるか?の状態なので、マザーボードを新しくしました。
 本当は既存の部品(CPU,メモリなど)を流用したかったのですが、「部品がフルすぎる」で店員に一蹴された模様で、止む無くCPUとメモリも追加購入.... 2万円ちょっとの出費....

 しかし、今のパソコンパーツって、昔よりコスト的に安上がりですねぇ。。
 AthronXP から Sempron に切り替わったって本当なのか??

#Sempron は去年の秋には知っていたが...

2005/02/13(日)2011年7月24日

2005/02/13 16:56 放送一般
現在の地上アナログTV放送が終了する日です。
この日付は、関係法令で決められています。

つまり、です。 「日本国内でTV放送を視聴する限りは、嫌でもTVを買い換えるか、アダブターを新規に買わないとならない」 んです。

そして、TV放送の ch1 ~ ch12、ch55 ~ ch62 はなくなります。
一般に馴染みの薄い、ch63 ~ ch80 ってのもあるんですが、こちらはどうなるかは判りません。。

ここからは推測も一部入りますが、
ch1 ~ ch3 は FM 放送、ch4 ~ ch12 はディジタルラジオに新たに利用枠は割り当てられ、
ch55 ~ ch62 は、携帯電話などの移動通信用に利用枠が割り当てられる。

また、ch53とch54 は、来年の時点でどうするかを決めるそうで、無くなるとなれば、ch55 ~ch62 と同様、携帯電話などに新たに割り当てられるのだと思います。

札幌では、2006年6月1日から、地上ディジタル開始ですが、2006年3月から試験電波を出すとのこと。
北海道の大部分の地域に地上ディジタル放送普及するには、最低でも20個所くらい送信所建てないと駄目なんで、本当に2006年からの4~5年で出来るのか、ってのが疑問ですが。。

2005/02/11(金)北朝鮮のだだごね....

2005/02/11 23:27 BCL(短波)
昨日から、何度も報じられていますが、 北朝鮮が「6カ国協議の無期限延期」と来ています。
ブッシュ氏が「北朝鮮は打倒すべき独裁国家」と教書演説したとかで、、、

「アメリカの本心は、我々の体制を抹殺することにある」
「我々は、自衛の為に核兵器を製造した」
「日本を6カ国協議の場から外せ」と。

歴史的友好関係にある、中国もロシアも懸念表明。
7190kHz の中国国際放送(北京放送)日本語放送、720kHz のロシアの声日本語放送、7275kHz のKBS国際放送(ラジオ韓国)が揃ってそれぞれの国の外務省声明を報道していて、揃って「大きな懸念」でした。

中国は正直「焦っている」面が見え隠れ。
まぁ、中国に見捨てられたら、北朝鮮の今の体制は維持不能なとこまで来ているのではないかと。
そこまで読めてない気もしないではないが。
我慢と言ったって、相対的な順番は、  韓国>日本>中国>アメリカ>ロシア>北朝鮮 の順番と思われ。
どうなんでしょうねぇ。

2005/02/10(木)北朝鮮 vs 日本

2005/02/10 15:24 BCL(短波)
 昨日は、これで落ち着かなかった人も多かったようです。
 北朝鮮でもサッカーはかなり人気あるようですが、試合があること自体、北朝鮮では報道されていないようです。
 負ける試合報道した、となると、将軍体制が崩壊する危機があるんでしょうね。
 いつも聞いている 21660kHz のBBC World では、昨日の日中、盛んに「今夜日本で、北朝鮮 vs 日本のワールドカップ予選試合がある」、と報道していました。

 西ヨーロッパ方面でも、北朝鮮チームの得体が判らない分、関心が高いようです。
 あちらでは、「日本は怖いチーム」になりつつあるようで。。

 結果的に 2-1 で日本が勝ちましたが、相手の動きが敏捷な分、苦しい展開だったようです。
 日本の得点は、相手チームの僅かなスキ+技術で得た得点。
 北朝鮮の得点は、連係プレー+敏捷な動きで得た得点。
 日本チームの課題のようなものが見え隠れした試合だった気もします。

 終了間際で追加点入れられた北朝鮮チームは、あれは悔しいでしょうねぇ ^^;
 10年くらい前のワールドカップ予選で、韓国 vs 日本で、終了間際に韓国に点入れられて負けた試合を思いだしました ^^;

2005/02/08(火)朝鮮(チョソン)の声、周波数アナウンス、政治ペテン師(苦笑)

2005/02/08 19:57 BCL(短波)
 北朝鮮から毎日16:00- 22:00 の時間帯で放送されている、日本語放送です。
 昨年11月から 9650kHz,7580Hz,6070kHz,621kHz で放送ですが、アナウンスは

 「11865kHz,9650kHz,6070kHz,621kHz」

 となっています。

 11865kHz の代わりに 7580kHz が使われている訳ですが、アナウンスと実態が合っていない状態がここ1ヶ月ほど続いています。
 指摘も相当数行っているはずですが、無視なのか、現場に伝わっていないのか、、どっちなのでしょうか。。
 ここは、事あるたびに「日帝侵略の過去の清算」を持ち出すが、そういうことで済ませる問題ではないでしょう。

 経済制裁推進派の安部氏を「ペテン政治家」と言っています。本人の苦笑が想像できます ^^;
 韓国(南朝鮮)は、「いつまでもそんなことばかり言ってたら、国際社会から孤立する」と数年前には判ってきたと見えて、国交回復40周年事業やろうとしているくらいだが...

2005/02/05(土)NHK第1 ~ラジオ深夜便~、AMステレオ

2005/02/05 18:06 BCL(中波)
ほぼ毎日(土曜も日曜も)、夜の11時過ぎから翌朝5時までの深夜(終夜)放送です。
1990年から始めたそうですが、この放送に気づいたのは、徹夜作業が多くなった 1999年頃です。(爆)

1990年頃といえば、東京の民放ラジオ局が、AMステレオ放送やる/やらないでちょっとした話題になっていた頃だったと思います。
当のNHKは1988年頃、AMステレオ放送の実用化研究を放棄したと記憶しています。
当時は、バブル経済ということもあり、「費用が無い」ではなく、「AMステレオまで面倒見切れない」というのが理由だったかと。
それ以降、外見的なものに頼らず、中身で勝負、という路線でしょうか。

1980年代から1990年代の深夜放送と言えば、オールナイトニッポンが流行っていたんですが、概して中学生~高校生向け中心であり、そこを外れた年代にはちょっと合わない内容。
当時、北海道の地元民間局では、「オールナイトニッポン」を毎日は中継してくれなかったので、東京のニッポン放送 1242kHz にラジオのチューニングを合わせて聴いていた者もいました。
立派な遠距離受信/BCL なのですが、そんなことを意識しているのは当然ながら皆無。

NHK第1のラジオ深夜便は、番組構成が意外と工夫されていて、AM 1:00 頃までは、仕事しながらでも聴けるような地域の話題など。
AM 2:00 ~ 4:00 は、概ね、大正~昭和の終戦に子供だった世代向けで、いわゆる「働き盛り世代」にはちょっと合わない内容。
AM 4:00 ~ AM 5:00 は、宗教人などの講話。

うるさくないので、民放の深夜放送を卒業した(爆)とか、なじめないとかいう人には向いているかもしれません。