2008/06/03(火)最近、この手の入門書が・・・(3)

この本にも育てられました。 1981年5月に購入したようです。

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この本にも表紙あったのですが、ボロボロになってしまって、今はありません。。
この本に載っていた周波数カウンターを自作してみたくなって買ったと記憶しているのですが、 先ず最初に製作したのは、6桁表示の置き時計でした。

西村昭義さんという方が執筆された本で、A5版 192ページ、1000円です。 CQ出版社刊。絶版でしょう。
西村さんがご健在であれば、今年で78歳です。 ディジタル回路というよりは、計測装置が得意な人で、アナログ回路とディジタル回路の総合的な勘所みたいなものを習得させていただいたような気がします。

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 この記事では、沖電気の MSM5509 という専用LSIを用いています。
 表示装置は、当時の定番であった7セグメントLEDによる数字表示器です。
 LED(TLR312/東芝)もこのLSI(MSM5509・MSL966)も現在は製造終息で入手できないようです。

 1980年代後半には、このLSIを使った時計キットが結構出回っていたんですけどね。
 そういうキットが出回る前に自作していたのでした。

 実は、この時に自作した時計は、25年以上経過した現在も動作しています。
 今だと、同じものは、専用LSIではなく、PICなどのプログラマブルマイコンのようなもので実現することになるでしょう。LED表示器は基本的には国内ものではなく、海外ものな発光性能が高いものを買うことになります。

2008/05/29(木)最近、この手の入門書が・・・(2)

5/23 にアップするつもりが、今日になってしまいました...orz

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元々表紙カバーがあったのですが、使い込んでいるうちにボロボロになったので無い状態です。

この本の著者は、丹羽一夫さんですが、この人の著書には本当に育てられました。
(この本以外にもいくつかの著書を持っています)
丹羽さんは、CQ出版社にも在籍していた経歴もあり、JA1AYO のコールで覚えて居られる諸氏が潜在的には多いのではないかと思います。

中学生から高校生の頃は、この人のようにユニークな電子回路を設計できる技術者になりたいと思っていたものです。 この本は 1980年に購入したもので、価格は 980円です。
この本は何となく買ったという記憶があるのですが、電子工作を趣味で嗜むには、乾電池やACアタプタ代わりの直流安定化電源が不可欠で、中学生や高校生にはなかなか買えるような価格でもなかったので、この本に掲載されていた「万能型定電圧電源」を自作したのでした。

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今となっては、入手が不可能な型番のトランジスタと専用ICを使った電源装置でしたが、本格的に初めて自作した電子機器でした。
この頃に製作した電源装置を初代とするならば、今使っている電源装置は3代目と4代目です。 今では、同じものは、回路は違ってくるのですが、汎用的なICで作る事ができます。 トランジスタも、もっと性能が良いもので代替できます。

2008/05/19(月)最近、この手の入門書が・・・(1)

少なくなったことを嘆いて久しいです。(爆)

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この本は、1980年頃、新品で頂いたものです。
当時はまだ成人にはちょっと遠い年代でしたが、既に近所では「ラジオ少年」で知られていたのでした。

A5版 294ページの分量ですが、当時、訳ありで時間があったので、隅々まで読んでいたのでした。
時代が古く、今となっては、送信機の製作記事に真空管てのが非常に難ありなんですが、、、 1980年頃は真空管が国内製造終了された時代でしたので、送信機の記事には興味が湧かなかったです(爆)

アマチュア無線といえば、とかくをぢさん達がトランシーバ片手に通信ごっこするオタク趣味のように見られるのですが、社会的な観点で見て本当に求められていることは、通信技術の実験や開発やノウハウの蓄積・公開をボランティアベースで確立し、成果を還元することに有るわけです。 オタク扱いするのは、大変な失礼です。

ここらへんの基本理念に立ち返って、今一度存在意義を確認してみてはどうでしょうかねぇ?? > JARL のお偉い方

不特定多数の方々と通信を楽しむことは全く否定しませんし、むしろ中高層な集合住宅でもアマチュア無線を運用する環境に理解が欲しいと思うのですが、そればっかりだと、今のアマチュア無線に関する負のイメージは変わらんかもなぁ、と思うわけです。
往年のプロジェクトXに採用されるような実話の物語作るような成果ネタが出来れば・・・

2007/10/09(火)ICF-2001D バーアンテナ復活

前記事のコメントを参考にしまして・・・
ICF-2001D のバーアンテナから、以下のように4本の配線が接続されています。
(黄色の円で囲んだ部分)

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指で接続端子付近に触れてみると、地元の中波放送が受信できます。 順番に半田こてで再度温めてみます。
すると・・・
黄色の線が接続されている部分を温めたところで、バーアンテナが機能するようになったのでした。

しかし・・・
長波帯と中波帯の感度低下は相変わらずです。
SSB を受信すると、150Hz くらい下に周波数ずれているのが判るし・・

調整方法や不具合箇所わかる方は是非情報提供を・・・ ^^;

2007/10/06(土)ICF-2001D Sメータも復活(^^;

ほぼ1年前、こんな記事 を書きました。
今日もふと思いついて、いじっていました(爆)

Sメータの不具合原因が判りました。単なる配線断。。orz
修理したら、こんな感じで復活しました。

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しかし、
・内蔵バーアンテナが機能しない
・AM モードで 27300kHz より上の周波数を受信しようとすると、ハングして操作不能になる

という現象は直っていません。
やはり、どこか逝ってしまってるのかも・・・

2007/04/08(日)共振現象をグラフで説明する(爆)

仕事の合間にちょっとずつ書き物やってまして。。〔謎〕

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左が「直列共振回路」、右が「並列共振回路」というもの。
画像クリックで大きな画像が別ウィンドウに表示されます。

ラジオのチューニング(選局)部分に使われる、ごくごく基本的かつ欠かせないものなんですが・・。
ラジオのチューニング部分にて一般的に使われているのは並列共振回路の方が多いようですね。

ラジオというのは、共振周波数を受信するように作られ、共振周波数を変化させることで選局する仕組みになっています。

いわゆるお絵かきソフトとか画像処理ソフトでは、グラフを書くのはしんどいので、何かないのかなぁと窓の杜 で見つけたのが、このソフト
→ FunctionView

微分とか積分とか忘れかけていて、複素数なんかもかなり昔、学校で習ったままで復習せねばと思っていたりします。理解していると、この手の技術書眺めるのすごく楽になるので。。

赤の実線は、選局する周波数を通過させる特性を示すと思って頂いてよいです。
直列共振の場合は、一番谷底のようになっているところが選局した局の周波数を通過する部分、並列共振の場合は、赤い突起のようになっている部分がそれです。 これを誰にでも判るように説明するのは、自分の脳力ではちょっと困難を伴いますね。orz

2006/10/10(火)5球スーパーラジオ

久々に鳴らしてみました。

200610101_tuberadio

元々筐体は無いです。
何かの筐体に収めないとちと危ないのですが、 その時間的余裕、金銭的余裕がありませんorz

「1984年11月修理」と直書きの記録がありました。

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上から見た状態。「5球」というのは、真空管(=球)を5つ使っているから。
「スーパーラジオ」というのは、ラジオ自体の内部回路構造からくるもの。

この回路方式が発明された20世紀前半は、それまでの既存ラジオの性能が飛躍的に向上する代物だったので、「スーパーラジオ」なんていう名前になったんでしょうね。
この類の真空管ラジオは、どのメーカでも大体内部回路や使用する真空管の名称が殆ど同じだったそうで。
トランジスタでは同じような電気的特性であっても、メーカーによって型番が違うのが普通ですが、真空管は、どのメーカでも型番は同じらしいです。

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 今度は、裏から。
 ところどころに傷みが激しい部品があるのですが、これは修理する前からで、元々です。
 配線も元々は見るに耐えない大変汚い状態でした。 配線は、この画像で示す形に自分が全てやり直しました。

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 最後に、実際にラジオとして動作させている状態。
 今となっては、見たことが無い人もいるかもしれませんが、電源が入った状態では、こんな感じでほのかに光っています。

 そして、真空管は 250V 程度の高い直流電圧で動作させます。
 さらに、真空管ラジオは、受信できるようになるまでに20秒から30秒はかかります。
 今のトランジスタラジオしか知らないと、ちょっと面食らうかもしれませんね。

 問題は、交換部品が無いことです(爆)
 入手不可能では無いのですが、安くはないので・・・ ^^;;

2006/10/06(金)物作りの良さを再発見する・・・ CQ Ham Radio 1982年1月号

もうひとつのブログ にも同じ題名、同じネタの記事書いていますが、
こちらは、より専門的に.. ^^;;
Cq_ham_radio_198201_1 Cq_ham_radio_198201_2Cq_ham_radio_198201_3
Cq_ham_radio_198201_4 Cq_ham_radio_198201_5Cq_ham_radio_198201_6

これらは、特集記事として組まれていた、アマチュア無線用モノバンドトランシーバの製作記事。
懐かしい方々も多いかと。

この年代は 10MHz帯 ・ 18MHz 帯 ・ 24MHz帯はアマチュア無線バンドではなかったので、それら3バンド用のトランシーバ製作記事はないです。
この頃、免許を取る目処は立ち、設営場所(土地)だけあっても、稼ぐ年齢には達していない自分にメーカー製アマチュア無線機はとても買える訳がないので、自作記事に目が行くのでした。

記憶には無いのですが、どうも 50MHz 帯トランシーバを自作しようとしていたらしく、部品調達に係わるメモ書きが自筆で残っていました。
抵抗器とコンデンサは、ゴミ捨て場から拾ってきたTV受像機から拝借ですよ。
今ぢゃ、リサイクルすることになっているので、この芸当はなかなか困難ですが。。
#結局、製作にこぎつけていないのです(^^;

でも、この手の記事、今のCQ誌ではなかなか見かけませんよね?
昔は、あえて技術を習得するために自作にチャレンジしたんですよね。
今は日本全体的にそういう発想や余裕が無くなってしまった。昔の方がある意味、生活が豊かだったのかも?

改めて1982年1月のCQ誌の製作記事を眺めると、時代の流れで入手困難な部品もあるのですが、時間と金銭的な余裕があれば、是非、トランシーバの自作に挑戦したいです。 もちろん、免許取って。(笑)

2006/09/09(土)中国も地上ディジタル+「電子工作」は立派な趣味だ!

どうやら、独自方式らしく.. → 中国が地上デジタルTV放送規格を公表 〔MYCOM ジャーナル〕

「国家強制標準」というところがいかにも共産主義らしく.. ^^;
2008年の北京オリンピックには、どうしても間に合わせたいらしく。 あと2年もないのに、製品化に間に合うんだろか ^^;

昔は、アメリカに「ヒースキット(Heath KIT)」というメーカーがあり、家庭用大型TV受像機キットや、アマチュア無線の送信機キット、などあらゆるものが組み立てキットとして販売されていて、(これに比べると秋月電子なんぞまだまだ要努力です〔笑〕)それはそれは物作りが好きな方々が行き着く先の集大成のようなものですが、最近は、「特許、特許」の山で且つ集積回路をふんだんに使って、超高密度にして出来るだけ薄く・小さくという世界なので、キットにすること自体が困難になり、その結果、夢のあるキット組み立て工作の良さを知らない方々が大勢になってきました。

趣味の範疇であっても一方的に先入観だけで「マニア」と片付けられてしまい、なかなか理解されないのです。
例えば、ガーデニング(園芸)を趣味にしている人を「マニア」と呼ぶだろか?

自問自答していただいてちょっと考えて欲しいです。。