2014/12/18(木)アンテナコントローラ修理完了 ~ 久々に R.Rossii を聴いてみた

2014/12/17 25:19 BCL(中波)
2~3日前から「暴風雪が来るぞ」と脅されていたんですが・・(苦笑)
札幌は、風も弱く晴れ間なんかも見えていたのです。
それもそのはず、天気図が示すように等圧線が無い部分にちょうど被さっていただけのことで・・
「台風の目の中にいるような状態だ」という話を、地元地上系TVメディアでしていたとウチの相方が騒いでいたのですが、天気図を見てようやく意味が理解できたというところですorz

札幌が晴れていたというのは、西風だったからです。これがちょっとでも北西に傾くと途端にどか雪になるのですが、今回は安定して西風だったようです。

この低気圧、動きが遅い&あまり衰退しないため、もう数日間付き合わなければなりません。
948hPa の低気圧ですが、等圧線の密度は台風と同じレベルです。


中波帯以下の送信局廃止が凄かったロシアの放送局ですが、この 810kHz R.Rossii は生き残っています。
実は、9月にアンテナコントローラの配線を整理したら、それ以降アンテナコントローラの調子が悪く、中波帯以下の受信がダメダメでした。
が、再度点検したら、電源コードのプラグ部分の断線を発見。。。修理したら、復旧しました(爆)
ということで、元通りの良好な状態になりました。
AM 1:00 から AM 5:00 の間は、R.Rossii は停波し、同じ周波数で送信している FEN が聴取できるようになります。


2014/10/31(金)年内には TVh が宗谷地区の大半で視聴可能/釧根地区でも視聴エリア拡大着手

2014/10/31 17:03 放送一般
TVh の視聴エリアが、正式に稚内へ到達しました。
が、稚内市のうち、ノシャップ岬から西側の日本海側沿岸の一部を除きます。
今年中には、稚内市の日本海側沿岸でもサテライト局が設置され、運用開始の予定のようです。

布伏内中継局は、釧路市(旧阿寒町)の中継局で、昔、雄別炭鉱の炭住街があった地区です。
来年度末には、中標津中継局の整備を待ち、根室市に到達予定です。

中継局名 送信ch 出力 試験送信
開始(予定)
運用開始予定 運用開始日
知駒 38ch 100W 2014/08/29 2014年10月 2014/10/10
興部 26ch 0.3W 2014/09/16 2014年10月 2014/10/01
船泊 26ch 0.3W 2014/11/12 2014年12月 2014/12/26
稚内 33ch 20W 2014/10/01 2014年11月 2014/10/30
枝幸 44ch 5W 2014/10/29 2014年11月 2014/11/27
幌延 43ch 0.1W 2014/10/30 2014年12月 2014/12/26
北稚内 33ch 0.1W 2014/11/12 2014年12月 2014/12/26
西稚内 33ch 0.3W 2014/11/11 2014年12月 2014/12/26
上勇知 24ch 10mW 2014/11/17 2014年12月 2014/12/26
抜海 40ch 10mW 2014/11/10 2014年12月 2014/12/26
布伏内 26ch 10mW 2014/11/17 2014年12月 2014/12/26

2014/11/30 更新:枝幸局が開局。12月開局予定の全ての中継局で試験電波が出ています。
〔北海道総合通信局 報道資料等より〕

2014/12/30 更新:上記12月開局予定の全ての中継局で本運用開始となりました。
〔北海道総合通信局 報道資料等より〕

2014/10/25(土)衛星通信で使う周波数バンドの名称(2) 〔EU地域で使う定義〕

2014/10/25 14:33 BCL(衛星放送)
個人的に混乱の元になっていた区分です。
元々は NATO で使われていたものらしいです。

例えば、同じCバンドでも周波数帯は IEEE の定義とは全く異なります。
ただ、アルファベット順なので、まだ判りやすい。
多くは IEEE の定義が使われている感じですが、
文献等参照する際は、注意が必要ですね。

名称
(バンド)
周波数 主な用途
250MHz 未満 遠距離放送/通信・業務無線・アマチュア無線
250MHz - 500MHz 小電力移動通信・アマチュア無線
500MHz - 1.0GHz 携帯電話
1.0GHz - 2.0GHz  
2.0GHz - 3.0GHz  
3.0GHz - 4.0GHz 衛星通信
4.0GHz - 6.0GHz  
6.0GHz - 8.0GHz  
8.0GHz - 10GHz  
10GHz - 20GHz 放送衛星
20GHz - 40GHz  
40GHz - 60GHz  
60GHz - 100GHz  

2014/10/24(金)衛星通信で使う周波数バンドの名称(1) 〔IEEEによる定義〕

2014/10/24 22:30 BCL(衛星放送)
衛星通信関係の資料などで時々見かけるのですが、個人的にもうろ覚えなので、個人メモ的な整理を・・
灰色部分は、旧名称。今はたぶん使われません。
また、周波数はあまり厳格な区分はされていない感じがします。
何故このようなバンド呼称なのかは、筆者はよくわかりません。正直なところ判りにくいですね。
ちなみに日本の衛星放送(BS/CS)は、Kuバンドと呼ばれる周波数帯で実施されています。

名称
(バンド)
周波数 主な用途
200MHz 以下 地上波放送・遠距離放送/通信・軍事通信・業務通信・アマチュア無線
200MHz - 250MHz 地上波放送
250MHz - 500MHz 移動体通信・コードレス電話・特定小電力無線・アマチュア無線
1.0GHz - 2.0GHz テレビ放送・携帯電話・衛星電話・アマチュア無線
2.0GHz - 4.0GHz 固定無線局・移動体通信・ディジタル衛星放送・電子レンジ・アマチュア無線
4.0GHz - 8.0GHz 通信衛星・固定無線局・無線アクセス・気象レーダ
8.0GHz - 12GHz 軍事通信・気象衛星・地球観測衛星・捜索用レーダ・気象レーダ
Ku 12GHz - 18GHz 衛星テレビ放送・通信衛星
18GHz - 26GHz 通信衛星
Ka 26GHz - 40GHz 通信衛星
40GHz - 75GHz 各種レーダ・通信衛星
75GHz - 110GHz 電波天文
Mm 110GHz - 300GHz  

2014/10/21(火)ロシアの声、衛星放送で日本語放送が行われているが・・・

2014/10/21 19:53 BCL(衛星放送)
ロシアの声日本語ページの情報を参照すると、東経90°上の Yamal 300K という通信衛星から、3675MHz にて送信されていようようです。いわゆるCバンドと呼ばれる周波数帯でしょうか。
カバーエリアが出ている図を探しましたが、これしか見当たりません。

電界強度を示していると思って差し支えないですが、
図中で 45dBW という値は、最小でも60cm のパラボラアンテナが推奨される、というふうになります。
見た目、日本はエリア外のように感じますが、これは衛星の使用用途が、ロシア国内向けのTV・ラジオ放送がメインだからです。大きなサイズのパラボラアンテナさえ用意すれば、おそらく、オーストラリアでも受信は可能です。

稚内では 60cmサイズで済むでしょうが、低緯度ほど衛星の電波は弱いため、沖縄ではたぶん 90cm サイズ程度が必要になるでしょう。
それだけではありません。パラボラアンテナを衛星のほうに正確に向ける必要があります。
これは傾き(仰角)と方角の両方を合わせこまないといけません。
BS・CSアンテナの調整をしたことがある方は身に染みて感じていると思いますが、この調整はかなりシビアです。
ちょっとでもずれると受信できません。
通常は、パラボラアンテナ用のローテータなどを使い、自動的に合わせ込むような装置を使いますが、一般的とは言えませんね。

また、ロシアのディジタル放送形式であるDVB-S 形式のため、それにあわせた受信設備が必要です。
これらのことを考慮すると、受信設備を整えられる環境にある人は、元のロシアの声リスナーから見て限りなく0%に近いでしょう。やはり、中波・短波放送の復活が願われるところです。

2014/10/20(月)三菱東京UFJ銀行詐称メール

2014/10/20 18:23 未分類
今年の9月上旬頃から、当方にも時々来るようになっています。
当方は、この銀行とは全く取引などは無いのですが、お客様でなくても詐称メールが来るというわけです。
当の三菱東京UFJ銀行は、以下のように注意喚起をしています。



日頃、この銀行を使ってネット・バンキングをしていたら、簡単に騙されるかもしれませんね。
今日もメールが来ました。



文面が異なるものもあります。
まぁ、差出人のアドレスが明らかに変なので、詐称であることはわかります。



こういう間抜けな詐称メールもあります。
当方はau のユーザではありません(どうでもいい蛇足ですが、元々KDDI のユーザでもなければ、ソフトバンクは、ホワイトプランの胡散臭さに参り、2年前に解約しました)。
日本に本拠を置く銀行が、韓国からこのような電子メールを送信されたら、益々信用しないです(笑)。



皆様も、くれぐれもお気をつけ下さい。

2014/09/20(土)年内には TVh が宗谷地方でも視聴可能になる見込み

2014/09/20 4:16 放送一般
久々の記事が、またまたTVh 絡みなんですが・・・orz
8月25日付けで、興部中継局と宗谷地方の主たる中継局への予備免許が交付されたようですね。
北海道総合通信局や地元自治体の広報によるとこうなっています:

中継局名 送信ch 出力 試験送信
開始(予定)
運用開始予定
知駒 38ch 100W 2014/08/29 2014年10月
興部 26ch 0.3W 2014/09/16 2014年10月
船泊 26ch 0.3W (2014年11月) 2014年12月
稚内 33ch 20W 2014/10/01 2014年11月
枝幸 44ch 5W (2014年10月) 2014年11月

知駒中継局は 8/29 に試験電波が既に出ています。
(猿払村のWebサイト http://www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00001616.html )より
興部中継局は 9/16 に試験電波送信を開始したようです。
(興部町のWebサイト http://www.town.okoppe.lg.jp/cms/section/soumu/npk8cg0000001g21-att/npk8cg0000001hlu.pdf
(西興部村のWebサイトhttp://www.vill.nishiokoppe.hokkaido.jp/section/it-mu/ncn/feeuub00000ddhau.html ) より
予定通りであれば、既に視聴可能になっていると思いますが、現地周辺の方々、どうでしょうか。
来月は、稚内と北見枝幸でも運用開始に向けた試験電波が受信しだすと思います。
西興部村は、興部中継局の開局次第、1ヶ月程度でケーブルTVにて視聴可能になるようです。

あと、前記事のコメントにもありましたが、根室地区も来年末目処にTVh の視聴が可能になる見込みが出てきました。
開局が 1989年(平成元年)ですから、全道に拡大するのに26年かかったことになりそうです。

以後、TVh 関係のコメントはこの記事へお願いします。

※ 2014/10/13 追記:稚内局の試験電波が 10月1日より出ています。(北海道総合通信局より)

2014/04/11(金)ロシアの声、短波放送も休止か?

2014/04/11 2:46 BCL(短波)
ロシアネタが続きますが・・

ネタ元は某所のメーリングリストです。
どうやら、4月に入ってから、ロシアの短波放送が全て停止している模様です。
3/30 からの A14 スケジュール切り替え当日は当方でも 21800kHz だけ確認していました。

ロシアの声日本語放送は 21:00 JST から 5965kHz と 7235kHz にて、イルクーツク送信で放送スケジュール自体は組まれていたようなのですが、全く聴取できていません。

この状況を踏まえ、直接、ロシアの声の技術責任者に問い合わせた方がおり、現状を簡単に整理すると、

・4/1 から、放送衛星を使ったものになっている(日本でこの環境での受信は不可なリスナーが殆どと思われる)
・日本語放送を継続すること自体は決定している
・日本の環境では、放送衛星を使った受信が出来ないことを、ロシアの当局が判っていない
・更にロシア政府の通信省と調整が終わっておらず、実際には日本向けには流れていない
・インターネット放送だけはされている模様
・日本の現状を理解したので、上層部門に説明する

とのことでした。

中波放送が無くなり、短波放送も無くなるのでは、「いつでもどこでも気軽に」というわけにはいかないですね。
パソコンなどの前で聴く、カネのかかるスマートフォンでの聴取、やっぱり不便なので、復活して欲しいですね。

「時代の変化」で済む話とは思えません。
短波放送(出来れば中波も)継続要望を、ロシアの声の日本語課(日本語班?)に送りましょう。
vostok@ruvr.ru で日本語で送れます。

2014/04/01(火)ロシアのインターネット放送

個人的には「いつでも」「どこでも」とはいかない、このインターネット放送という環境に合わず、結果的に全く好みではないですが・・・

Mayak(旧M2) や R.Yunost(旧M3) は中波で聴くことが困難となり、R.Rossii(旧M1)もいつまで中波で聴取できるのか不透明な状況ですが、インターネット放送で聴取は可能というわけです。

日本のように電気通信事業法による「役務範囲」の規制がないので、越境放送として聴取できます。

R.Rossii  Website: http://www.radiorus.ru/ Listen : 左下の電源ボタンのようなものをクリック。
R.Mayak  Website: http://www.radiomayak.ru/  Listen:  ’Слушать' と書かれているアイコンをクリック。 'Смотреть' と書かれているアイコンクリックで、スタジオのライブ動画が音声と一緒にストリーミングされる。
R.Yunost Website: http://www.radiounost.ru/ Listen: 左記サイトにアクセスすると自動的に流れてくる。

こちらの環境における遅延は、時報から推測する限り、どのサイトも平均5~6秒程度です。

Wikipedia で R.Yunost の項目を見ると、長波(LW)・中波(MW)・FMバンドで放送しているようなことが書かれていますが、長波と中波の放送はたぶん、軒並み廃止されている(というか、FM帯に移行している模様)のではないか、と思われます。

モスクワでは 68.84MHz で聴取できるようですが、いくらEスポが発生しても聴取不能でしょうね。。

R.Mayak は、30分毎に例のISが聴取できます。

2014/03/31(月)TVh(テレビ北海道) のサービスエリア整備状況 [2014/03/31 現在]

2014/03/31 22:39 放送一般
久々に更新してみました。 今までの経緯は

TVh(テレビ北海道)の中継局設置状況 (2012/09/12)
TVH 道東進出開始 (2011/12/09)
テレビ北海道(TVh) のサービスエリア拡大(2011年8月以降)  (2011/01/24)
民放TV~テレビ北海道(TVh)のサービスエリア (2005/02/03)

を参照ください。
宗谷地方と根室地方を除き、大半の地域で視聴が可能になってきました。
宗谷地方は知駒中継局が当該地域の基幹中継局になっているようで、この中継局の整備待ち、
根室地方は恐らく中標津中継局の整備待ち、というところでしょうか。

状況を把握している方は引き続き、情報提供をよろしくおねがいします。
憶測や「誰から言っていたという伝聞」ではなく、きちんとウラをとったものを希望しています。
各位、宜しくお願いいたします。

※追記(お願い)
 TVh 視聴エリア関連のコメントは、以後、この記事へお願いします。