2024/04/22(月)30年以上買えなかったブツがやっと買えた

都会暮らしで電子工作やっている方には信じられないかもしれないのだが・・・
入手が難しい工具のひとつ。
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これは、穴を広げる道具で一般的に「リーマー」と称します。真空管時代は常備工具だったようですが。。
金属ケースだと、殆どの場合アルミニウム製のケースが入手可能です。
アルミニウムの場合、それほど硬くはないのでケース加工は比較的自由が効きます。

今まではラジオペンチの腹をグリグリやって無理やり広げていたのですが、仕上がりは汚くなるし、ラジオペンチは傷む。
道具が無いのだから、致し方ないと思っていました。

この「リーマー」は恐らく「ホームセンター」のようなところで売っていることは察しがついていたが、
北海道の田舎には「ホームセンター」なるものが平成になるまでは(いや、令和になっても・・)マトモな店舗が無いわけで、入手自体が不可能だったわけです。電子工作を始めたのは小学生の頃で、既に30年を大きく超える歳月が経っています。

ところが、当方の住む地域でも専門的な工具を扱う店舗がそれなりに増えてきて、思い出したように売っていそうな「ホームセンター」に行ってみたら・・
売っていた!! しかし、かなり探しました。。更に、北海道内では普通のホームセンターには置いて無さそうです。。

「リーマー」には幾つかサイズがあるようで、これは最も大きなサイズ。
だが、あまり安価ではないですね。4,000円弱。ですが頻繁に買うものではないので、こんなものなのでしょう。

2024/04/21(日)FCM7001 を復刻するプロジェクト(3)

本業の合間にて、地道に進行中。(それぞれの画像クリックで少し大きな画像を表示します)

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2024/04/07 〔上段3列〕一部回路はプリント基板を起こし、残りはユニバーサル基板実装。そのための基板作成。
2024/04/15 〔中段2列〕ケース加工と基板への部品実装完了。
2024/04/21 〔下段3列〕ユニバーサル基板部分と一部の大きな部品をケースへ実装。配線はこれから。

ケースは高さ約50mm。タカチ電機工業の YM-300 を使用しています。

2024/04/05(金)FCM7001 を復刻するプロジェクト(2)

いきなり、最も実装が難しい部分の組み立てになりました。
何はともあれ、これが無いと何も始まらないわけで・・・
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FCM7001をエミュレートさせる部分を、DIP28ピン 700milのサイズで作ります。
FCM7001の実際の大きさが DIP28ピン 700mil サイズのため。

PIC16F193x は、DIP28ピンで 400mil サイズなので、PIC の動作に必要なCR部品を載せるスペースは十分にあると思ったものの、
実際やってみると、ユニバーサル基板実装が却って実装スペース確保で悩むことになって難航し、結果的に2日かかりました。orz
この部分は基板起こさんと駄目かな。。orz 部品も表面実装タイプまで小さくなくても何とかなるが、小さいものでないと厳しい。

ユニバーサル基板は、サンハヤト社謹製の ICB-88GH を使います。
ちょっと価格が高いんですが、両面スルーホールな 2.54mmピッチユニバーサル基板です。

これを、DIP28ピン 700mil幅 で2枚切り出し、行き当たりばったりで配線考えながら実装していきます。
FCM7001のピン接続は、こんな感じ(画像クリックで少し大きな画面を表示):
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 PIC16F193x とはピン接続が全く異なるため、
 左記に示すような、FCM7001に揃えるための配線変換を実装します。
 これで、ピン接続までも FCM7001もどきなLSIに変身させることを実現します。

 PIC にエミュレートさせる際、P-MOS 構造の FCM7001 は -12Vな負電源, C-MOS 構造の PIC16F193x は 正電源な+5V なため、
 Pin1 は VDD,Pin24,27はVss と、反対になります。
 更に Pin25,26 はPIC には必要が無いため、何も繋がっていません。

 FCM7001 の場合、Pin23 には、半波整流の負極側を入力するように出来ますが、
 PIC では、同じことは電気的特性上困難なので、代わりに 50/60Hz のX'tal分周方形波を入力します。

最初の画像は途中経過を記録しています。6本の飛び出ている端子は、PICにプログラムを書き込む際に PiCKit を接続するためのもの。

高さは約22mm くらいになってしまい、ケースに収まるか気になったが、
使用予定のケースは内側で47mm の高さがあるため、仮に厚さ1.6mmの標準的な基板で 10mm の嵩上げをしても13mm余りの余裕があるので大丈夫です。

実装の様子を拡大したものを、下記に示しておきます。(それぞれの画像クリックで少し大きい画像を表示します):
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かなり汚い実装です。でも試作はいつもこんな感じ。。かな。
PIC は、取り敢えず PIC16F1936 を使います。
プログラム格納容量が半分な PIC16F1933 でプログラムサイズが収まれば、後日それに交換する予定。

さて、これを組み上げても動作確認するハードウェアが無い状態なので、結局、時計回路本体と、表示回路は組み上げないといけません。。
次はこれらを作っていく段階になります。